春先から天候不順でどうにも調子が狂いっぱなしでございましたが、ようやくそれらしい陽射しと気温にひと安心です。
狙ったかのように素晴らしい五月晴れの今年のキャンプ。
いやいや、抜けるような空とはこのことです。吹く風も酸素濃度の濃さを感じることが出来るような爽やかさ。
今回のキャンプ、どういたしましょうか? 釣りもよし、食もよし、飲むもよし。もちろん全部・・・ですか。
今回は平らなテントサイトです。
平らって素晴らしい。
まずは「食」からいきましょう。
今回は豚の肩ロースブロックを使って煮豚に挑戦です。
レシピでは豚バラブロックでしたが、豚バラの脂身はもう食べられません。
で、肩ロースとあいなった訳です。
それが功を奏してか、この世のものとも思えない柔らかさをまとった煮豚が出来上がりました。
ナイフなんか要らない、箸で切れちゃうくらいです。ダッチオーブンも良い仕事をします。偉大です。
至上の柔らかさの煮豚でございます。
テントサイト俯瞰。独占状態?? タープの下はこんな感じ。これは相変わらず。
次に「釣り」となるのは自然な流れです。今回は友人の息子のK.bのフライ初挑戦でもあります。
ロッドビルダーのM川氏にキャスティングのお墨付きをいただいて、満を持しての釣行でしたが、そうは問屋が卸さないのがフライフィッシングでもあるようです。
少しづつ暮れなずむ川筋に、少しづつ増えていくライズリング。そして、少しづつ焦りも出てきたようです。
そこに魚が居るのがわかっているのに釣れないもどかしさ、かな。
釣りセクション開始。八重桜の咲く水辺で。
む・・い、イトが通らんわい! そこっ、もうちょい右、いや左。
K.bとは毎回キャンプを一緒にするので、フライフィッシングくらいはもうやったことがあったのかと思っていました。キャスティングも見たことがありましたし、実釣は今回が初とは意外でした。
でも彼と初めて一緒にキャンプした年から7,8年は経っています。
当然その年月だけ彼も成長しているわけです。身長も伸びればフライフィッシングもするようになる。
なにも不自然なことではありませんね。
今回は魚の感触を感じただけで終わってしまいましたが、次回こそ初物キャッチの報告をお待ちしています。
僕の釣りの方は、久々のイブニングライズとの遭遇でした。
短い区間に複数の魚のライズ。取っ換え引っ換えのフライに見向きもせず、ライズは止みません。
一度は諦めてK.bたちのところへ戻りましたが、どうにもくやしくてもう一度そのポイントへ向かいました。
まだ止まないライズ、無視され続けるフライ。それでも最後にと、コンパラダンを投じました。
そして・・・!?
サイズは食べごろ、プロポーションは本流型!

キャンプの締めくくりはなんといっても焚き火を囲んでの夕べの宴でございます。
ビールから焼酎、ワイン、果てはホットブランデーまで。鳥にシシャモに焼きマシュマロ(!?)もおいしくいただきます。
食べて釣りして飲んで食べて・・・、でテントで寝て。
キャンプもなかなか忙しさに追われるところもあります。のんびりするのがキャンプの本分のような気もしますが、なにしろしたいことだらけの僕等のことです。
そうは問屋が卸しません。
ミッドナイトミーティングと名付けました。
おしまい