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其の百二十三 釣りと写真、その後 |
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僕が釣りにカメラを持っていくのは釣りをし始めてからずっとだ。
釣りの方はと言うとまあ特別うまくもなくどうにかこうにかやっているっていう具合だ。
写真は好きでやっていることの最たるものだが、それとは別に写真を取り巻く環境はかなり変化してきている。
釣りにおける写真はちょっと特殊なものだと思っていたが、ここにもその影響がじんわりと出てきているようだ。 |
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撮ってすぐに見る。今ではそれが当たり前に。 |
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釣行にデジカメはもはや必須のアイテムとなっている。防水のものも多くあるしデジタル一眼も小さめのモデルが各社から発売されている。
フィルムカメラの頃から釣りで写真を撮る人は多くいただろうけども、デジカメの台頭でその数が飛躍的に増加しただろうことは想像に難くない。
ひょっとして今の釣りのスタイルは「キャッチ & テイク(a Photograph) & リリース」が当たり前になってきているのかも知れない。
昔は家族のお土産に釣った魚を持って帰る人たちも、デジカメのカードにその日の釣果をしたためて帰ってくるように変わっていく。そして様々な表情の魚達をパソコンのモニターで眺めるのだろう。
ただしいくら眺めても家族のお腹は太らないが・・・。 |
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撮りためた写真を簡単に見れるソフトウェアも進化してきている。
AppleのiPhotoも今年のバージョンからずいぶんと良くなった。
デジカメもファイル容量が大きくなる一方だから、それを見るソフトウェアも軽く見れるものでないとなにかと不都合だ。
このあたりも使いやすい製品が出回ることで、デジカメの普及に拍車がかかる。 |
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iPhotoも使いやすくアップデートされました。 |
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ここで僕の場合を考えてみる。
いまだにフィルムカメラを釣りに持っていっているのだが、そのクオリティは少なくともコンパクトデジカメでは出ないものだ。
デジタル一眼と比べると、最新の製品はかなり良くなってきているのは間違いなかろうから、そのクオリティの差もずいぶん縮まっているかもしれない。しかしフィルムカメラではあれほどレンズやフィルムの銘柄で写真の出来が大きく変わっていたのを考えると、果たしてデジタルの撮像素子に記録される画像に、フィルムの時のレンズやフィルムのわずかな違いが同様に現わせているのだろうか?
こればっかりはそこまでのものにはなっていないような気がする。むしろ内蔵されている画像処理エンジンのチューニングでどう動くかの方がよっぽど色濃く現れているだろう。 |
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釣りにおける写真撮影こそどこまでのクオリティを求めるのかというとこれは人それぞれ。そしてあれこれ言い出したらキリがない。
僕が釣りに行って写したいのは、釣りのその場の臨場感というか空気感とでも言えるものだ。
そういったものが写せさえすれば、機材にこだわることなんてない。
・・・と言いたいところだが、良い機材を使うことは実に気分がイイ。それなりに見る目も肥えてきているだけに、写真を取り巻く環境の変化で妙に落ち着かないのだ。 |
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一番古いフルマニュアルのカメラ。自然な存在が自然な情景を写す。 |
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