其の百七十七  フライボックスのようなノート
普段いくつかのノートやメモ帳を使っている。
会社で仕事に使うノートもあれば家や出先でなんでもかんでも書き留めるノートもある。
iPod touchのメモも、ノートや筆記具がないときには非常用として使う事もある。
できればノートは複数あるそれぞれの書く内容のジャンルを各ノートに分けて書きたい。
む、それってドライやニンフでフライボックスを分けるのに似ているなあ。
iPod touchのメモは、まあまあ使ってます。
当然仕事のノートは仕事のことしか書かない。会社用のロディアは会社に置きっぱなしだし。
仕事とプライベートでノートを使い分けてれば、おのずと書く中身もジャンルで分けられることになる。
ノートに書かれる事柄は、まさにフライボックスに収められるフライと同じだ。
そのひとつひとつが次のステップに繋がる重要な要素になっている。その要素をいつでも取り出せる入れ物がフライボックスであり、ノートということになる。
トラベラーズノートはやっぱりどこかへ出掛ける時に持って行きたいなあ。
書き留めたノートはさきざきで過去の情報を呼び戻すためにページをめくる。
フライボックスもその時の状況にマッチしたフライをそれぞれのコンパートメントから探し出す。
ノートもフライも要素を収納し、必要な時に呼び出すデータベースのようなものなんだなあ。
フライボックスの種類はコンパートメントのボックスだったりリップルのフォームだったり、フラットフォームだったりと、選択肢は広い。
ノートも同じだ。中のノートも方眼だったり横掛けだったり無地だったり。それぞれにフライの並べ方、文字の書き方がある。
アルミやプラスチックのフライボックスがあるように、ノートにもいろんな表紙や外装がある。
紙だったりオイルクロス地だったり革だったりと。
それぞれに雰囲気や味わい、使い込んでの変化の楽しみがある。
更にノートには紙質という使い勝手を大きく左右する要素がある。
今の時期は来年の新作ノートが発売される時期だ。
来シーズンのために巻いたフライをボックスに収め、来年用のノートを探す。
自然とフライボックスのようなノートを探しているかもしれないなあ。
モレスキンのデイリーはホイットレーのフライボックスと同じ厚みがある。