その42  休日の温度差
普通なら雨音が意識の中に滑り込んできて「ああ、雨だ」と認識して目が覚める。それが雨の朝の常なのだが、この日はそれがない。のっそりと起き出して外を見るとやはり雨は降ってない。
次に時計に目をやると・・・。
こうしてはっきりしない、でも釣りには好条件の空模様の週末を部屋でだらだらと過ごす事になる。
でも最初のうちは、やっぱり行こうか、どうしようか? と交錯する気持ちが落ち着かない。いっその事もいっかい寝てしまえ。
ヒマなのでホームページを更新する。
出遅れてでも釣りに行けばいいんだけど、どうも私は踏ん切りがつかない。と言うか、前の日から行く気になっていないと、その朝急には出掛ける気にならない。思いきりが悪いのだ。
じゃあ、部屋に居る事にして、それなら何をするのかというと・・・、なんだろう? 
それはタイイングだろうとなんだろうといいのだが、肝心なのはどれだけアツクなれるか? というようなところにある。部屋に居ながらにして、それでも釣りに行ったのと同じくらいの気持ちの昂ぶりが沸き上がってきたのなら、それはそれでずっと部屋に居たって、正解なのだ。
いや? 違うか? そんな部屋に居てまでバリバリにテンション上がってたら疲れちゃう。のんびりすると決めたらとことんのんびりするのだ。それが「休息」ということなのだ。
なにもする必要はない。まだ明るいうちからビール飲んだっていいのだ。思いっきりだらしなく過ごす時間こそ、こんな休日のあるべき姿に違いない。
基本は「なにも考えない」と言う事。それに尽きる。
ヒマなのでタイイングをする。
しかし、つらつらと思い出してみるに、そんなだらけた休日を過ごすと何もしないなりに疲れてしまう事がある。
外に出掛けて疲れるのと部屋にずっといて疲れるのとでは、疲れの「質」が違う。
後者はなんだかあとまで尾を引くような、次の日にまで引きずってしまうようなところがあるが、前者は一晩寝たら翌日は気分爽快。きっとそれまでの仕事とかのストレスや疲れを発散した、しない、の違いなのだろう。
いやいや、待て待て。いくら外で気持ちいい時間を過ごしたとしても、何年も前と違って、最近じゃ一晩寝ただけじゃ疲れがとれない事がある。
忘れてやしませんか? 間違いないのは毎年確実に年を取ってるってこと。いつまでも昔のままじゃぁないんだよね。その辺のバランス、きっちりとっていくのがオトナの休日の過ごし方じゃないのかねー。

とかなんとか考えてたら今週の休日は終わってしまいました。
なんだったんだ??
ヒマなのでカメラをいじる。