ほぼ熟睡の夜を過ぎ、日が出てテントの中が暑くなる前にごそごそと外に出た。 まだひんやりとした朝の空気が気持ちイイ。イスに座ってMSRを点火し、コーヒーを淹れた。 じきに鳴き出すであろうセミも、朝のひとときは遠慮してくれているようだ。バーナーの燃焼音がやたら響く。 キャンプ二日目のこの日は、夕方には撤収だ。これから朝食、昼食と残りのイベントが待っている(? 食べるばっかり??) ゆううつな撤収作業はまだ頭の隅に追いやっといて、まずは残りの時間を心ゆくまで楽しむことにしよう。 |
|||||||||||||||||||||||||
日本の田舎の夏。ノスタルジックな風景。 | |||||||||||||||||||||||||
朝食はホットサンド。 これにはかないません。 |
朝からステーキ!! サラダ用に焼いたのにつまみ食いで完食(^o^) | ||||||||||||||||||||||||
ボリュームたっぷりの朝食のあとは、またまた昨日の残りの豚バラを焼いた。牛もシシャモも残っている。 エネルギーだけは急速に注入された。もちろんビールも飲むのでまたイスから立ち上がれなくなる。 しばらくだら〜っと過ごしていたが、途中からキャンプに合流したK氏の「釣りに行く」の号令に、川遊びの虫がうずき出した。 水の事故の多い夏、しっかり酔いを覚ましてから水辺に行かなければいけません。もちろんね。 |
|||||||||||||||||||||||||
むむ、うまい。朝からビールが進む〜。 | |||||||||||||||||||||||||
川につかってこれまた至上の涼を得た。 夏に釣りに出掛けると、あちこちの川で泳いでいる人たちを見かける。河原にビーチパラソル。フシギと違和感はない。海とは違い、冷たい川の水はなんとも気持ちイイ。海水浴よりもよっぽど夏らしいと思うのだが。 泳ぐもよし、足をひたすだけでもよし。水辺に居ると空気の対流が発生しそれだけで涼しいのだ。 いつも川にいるときに着ている暑苦しいウェーダーを今回は脱ぎ捨てて、川に飛び込む。つ、冷てぇ〜っ!! ちなみに暑苦しいウェーダーを着る方を選んだK氏は、しっかりコンディション抜群の夏ヤマメを釣っていました。 |
|||||||||||||||||||||||||
この気持ちよさを知ったらもう二度とウェーダーなんて着れそうもない。 | 物干しアーム標準装備の車です。 | ||||||||||||||||||||||||
アブのいない快適な川遊びを終え、テントサイトに戻ると残りの食材を一掃した。 こんなに食べてもまだソウメンをサラッと食べれてしまった。なんともすごい(あとからくるかな) ソウメンを食べたあと、少しずつキャンプの後片づけを始めた。 先ほどの水浴びはもちろん、キャンプに来てからのあの快適な涼やかさはどこへやら? 一気に暑くなってきた。 |
|||||||||||||||||||||||||
この木々と地面があれば、街の暑さとは格段に違うのも頷ける。 | |||||||||||||||||||||||||
|
|||||||||||||||||||||||||
今回のキャンプは果たして正しく夏を過ごせたかどうか、そもそも夏の正しい過ごし方の定義はあるのかないのか。 しかし風と水と光は明らかに街のそれとは違う。それを体感できただけで、正しい過ごし方のラインはクリアしているとも言える。 その感覚がキャンプ場だけで終わってしまうのは惜しい気がするが、またいつかこの感覚に身を置く楽しみが新たに出来たわけだ。 |
|||||||||||||||||||||||||
迫る夕暮れ雲。ひと雨くるかな。 | |||||||||||||||||||||||||
おしまい | |||||||||||||||||||||||||