AppleのiCal(スケジュールソフト)が翌日のイベントを知らせるアラームを鳴らす。使った事ないからびっくりした。そして、iCalに突っ込んだ。「わかっとるわいっ!!」

このページは2002年の釣行記の最後のページをコピーして作っている。テキストボックスにはシーズン最終日、台風の迫る中を釣りに出掛けて苦戦しつつも最後の最後に一匹を・・っていう話が残っていた。まるで部屋の片づけをしていたら懐かしい雑誌とかが出てきてつい手を止めて読んでしまうようなノリで、半年前の釣りの話を読んでしまった。
あれからもう半年!? 早いねぇ。
広島、島根、と私の主な釣行エリアの解禁は3月1日。今年はくしくも土曜日で、手ぐすね引いて待ちかまえている手だれの釣り師達にとって吉と出るか凶と出るか?
今年は雪もたっぷり降ったしいい釣りが出来そうな気がすると、誰もがそう思っているはず。
水量2倍(増水?)、放流量2倍(?)、スギ花粉2倍(そりゃ困る)。
ぼちぼちいきますか、皆の衆。
2月下旬、市内の釣り具屋へ遊漁券を買いに出掛けた。
予想にたがわず遊漁券を買い求めるお客さんで賑わう店内が車の中からでも見て取れた。店に入りしばらく店内で釣り用品を物色したあと、そそくさと遊漁券を買う。ノートに自分の住所や名前を書きながらいましがた書き込まれたばかりの購入者の名前や年齢をさかのぼって覗いて見てみた。
これまた予想にたがわず、特定の川のページに思った通りの人の名前が書かれている。誰がどんな釣り方でどんな魚を狙っているのか、街に居ながらにして川辺の釣り師達の葛藤を垣間見たような気がした。
更にもうひとつ気がついた。川によってその遊漁券を買い求める人の年齢に傾向が見られるのだ。西のT川水系は平均年齢が高い。割と開けたエリアが多く、足腰に不安を覚え始めた人でも遡行が比較的楽な印象があるから、なんて考えたら買った人達に失礼か?
険しい山々の連なるS川水系やG北エリアは若い人がよく買っている。果敢に深く難所の多い渓相にチャレンジしようという意気込みがノートの一文字一文字に刻み込まれているかのようだ。
某フライマンの春の買い物。目ぼしい新製品は漏れなく網羅されている!?
2月の3週目くらいからだったろうか? 朝の通勤時の服装のフリースの重ね着を一枚減らしたのは。それまで着すぎてもこもこで窮屈だったのが、一枚減らしただけでずいぶん軽快になった。体だけでなく気持ちまで軽く、春先の浮遊感にも似た感覚は同時に冬の終わりを告げるものでもあり、釣りシーズンの始まりを知らせもする。
遊漁券に限らず、リーダー・ティペット・フロータントと消耗品を買ったり、春の新製品を買ったりと出費が多くなるのも、心身ともに軽快に弾んでいるのが助長しているのかも知れない。

再通知のアラームがまた鳴った。私は釣り道具を車に積むために部屋のドアを開けた。