其の二百十一  由々しき事態
前回ヤマメのペアリングが見れないかと出掛けたのだが、その時ちょっとむむむ、というようなことがあった。
岸辺にしゃがみ込み防水デジカメで水面下の写真を撮っていた時、腹が圧迫されて苦しくなった。
すぐにわかった。腹が出ていてしゃがむと腹の肉で内蔵が圧迫されるのだ。
長い時間その体勢をしているとどんどん苦しくなる。
これは体調管理の警鐘に違いない。日常生活だけでなく、釣りにも大いに関わりがある。
いや〜、まったくもってまずいですσ(^_^;)
ヤマメを探して川原を歩いている時も、なんだかやけに歩きづらかった。
足下がおぼつかないようなバランスが悪いような、そんな感じで歩くのが危なっかしい。
だいたい川原をスニーカーで歩くのはむつかしいのはある。ウエーダーにウエーディングシューズのほうが慣れているせいもあってか歩きやすい。
でもそれだけのせいではないような気がした。足腰が弱ってる? そこまでではないだろうが、今年はあまり釣りに行かなかったから川を歩く距離も少なく、その影響が出ているのかもしれない。
そしてしゃがんだ時の件。体重も増えているし、特に日ごろ鍛えている訳でもない。そうなると歳を重ねていくにつれ釣りに行って川を歩く能力が落ちていくのは容易に想像できる。
だいたい何歳まで渓流に釣りに行けるのだろうか。
これはすなわち釣り師生命が何歳までかということだ。
それはその人がまだ釣りに行っているうちから、どう努力するかで決まってくるだろう。
若いうちからある程度鍛えることをしている人としていない人とでは、歳をとってから差が出る。
まだそう歳でもないのに足が悪くなったり体力がなくなったりで、渓流なんてとんでもないということになったり、かなり高齢でもまだまだ平気で渓流に行けたり。
釣り師生命は自分自身が決められるはずだ。
標準的と言っても内容が悪い。
今年は春先にヘルニアになって、その後もずっとストレッチをすることは日課になっている。これはひとつのプラス要素になるだろう。
足腰の柔軟性は渓流を歩く時に重要だ。今年の解禁後に一度釣りに行った時、足が良く上がっている実感があったのを覚えている。
しかしそれだけでは釣り師生命を伸ばすには足りない。余分な肉がついただけの体重の増加も減らさなければならない。体重を減らす努力は同時に足腰の鍛練もすることになる。これは急務だ。
来年の春にはまずはヤマメの写真を撮るのにしゃがんでも腹が圧迫されないようにはなっとかないとなあ。