其の二百十三  ライトソルトゲームの心得
ここ数年初釣りにメバルを狙いに近くの海に行っていたが、来年はどうするかなあとぼんやり考えながらネットを見ていた。
T社のサイトでロッドを見ていたらライトソルト用の#6のロッドが今年の新製品で出ていた(もう今年も終盤ですが)。
渓流用の#4ロッドで海の釣りをするのに限界を感じていたので、これはいいのではないか? と思った。
ライトソルト用というのも気に入った。なにより安い。
やっぱり道具から入るのは基本だなあ。
これで道具のせいにはできなくなった。
ネットで見てみたら在庫を持っているショップもあったが、まあいちおういつもの釣り具屋で注文しようかと、その日のうちに出掛けてみた。
すぐにカタログでロッドを見せて注文のファックスを送ってもらった。ラインやリールはどうしようかと店内を見ていると、そのロッドがラックに立て掛けてあった。
(あら、あったのね〜)と、キャンセルのファックスを送ってもらい、ラインとこれまた格安のリールも買って帰った。新しいMacBook Air 11インチは買わないことにしたのでちょうどいい(←なんのことだか)。
しかしまさか思い立ったその日に全部そろうとは思ってもみなかった。かなりリーズナブルだったし。
道具をそろえたら気持ちが引き締まります。
手持ちの道具で始められるからという理由でオフシーズンに海のフライをやり始めたのが3年前だった。
新たに道具を買うのなら始めた時の理由はなくなる。ほかの釣り方でもいいし、その方がよく釣れるかも知れなかった。
しかし餌は触ることが出来ないしσ(^_^;)、ルアーなんかでもいいんだけど、やっぱりフライの道具になった。
思い立って道具がさっとそろったっていうのも、タイミングがいいではないか。
同じ海に行くのでも道具がそろっていたら釣りに向き合う気持ちに差が出る(僕の場合(^O^;))。
道具をそろえた経緯もあって、なかなか釣れなくてもそうやすやすと諦めるわけにもいかず、釣れる方法を研究する後押しにもなってくれそうだ。
フライはどうか、ラインシステム、釣り方、時間帯、潮、場所・・・。思えば道具も知識もありあわせでやっていた。そういう意味で道具から入るというのは、ものごとを成し遂げるための近道のひとつなのかもしれない。
ただ、道具をそろえて釣れない・・・ってことになったら。そのプレッシャーも同時に手の中にある。