其ノ二百四十二  海フライ試行錯誤
禁漁になってから約三ヶ月。
そろそろタイイングをしてみようか、と思い始めた。
まずはやっぱり海のフライからだ。そろそろメバルも良くなってきていると情報が入っているし。
最初に海でフライをやろうと思った時に巻いたクレージーチャーリー。こいつで満足な釣りはまだできていないがとにかくこれを巻いてみる。
と、このフライにちょうどいいT社の411Sというフックがもう一本しかない。しかもこのフックはすでに廃盤になっていた。
代替えのフックを探さないといけないな。
最後のフックで巻いたクレージーチャーリー。
ソルトウオーターゾンカー。果たしてその効果は如何に。
今年の一月やそれ以前の冬。海でのフライフィッシングはお世辞にもよく釣れた、なんていうことはなかった。
そろそろこんな徒労の釣りは卒業したい。それにはどうすればいいのか?
潮に場所、そしてフライ。
部屋にいてできることは潮位のアプリで次の週末を確認し、地図アプリで潮流の良さそうな場所を見当をつけ、あとはフライを巻くことだ。
クレージーチャーリーに続いてゾンカーパターンを巻いてみた。動きは良さそうなんだけどどうか?
パターンもどういう釣り方かでまた違う。キャストして沈めるだけか、リトリーブするか。
実際、沈んでいくフライに接近しつつもプイッと離れてしまう状況は何度もあった。リトリーブするフライを追いつつ最後は離れていくメバルも。
それが食いつく食いつかないは何が違うのか? たまたまか? はっきりわかる原因があれば話しが早いのだがこれがわからない。やはり昼間だと不利な点はあるか。しかしこれは承知の上。
こうなると今年の一月にまずまず調子よく釣れた時のやり方を踏襲するしかない。
下げ潮攻略用シラスフライ。頼みますσ(^_^;)
あの時は島と島の海峡、下げ潮で急流の中、フライを落とすとメバルの方から食いついてきた。
しかし同じ場所同じ潮を狙うのはできるが、それでしか釣れないというのもなんだかちょっと面白くないし。
とにかくフライでできることはできるだけしておこうと思った。
それにしても渓流の釣りだとこんなにも考えたりすることはないのに、なぜこうも海だと考えるのか。それはそれだけ釣れていないからか。
海フライはまだまだ考えることが続きそうだ。