果たして去年やおととしは禁漁の半年間はなにをして過ごしていたのだろうか?
まあ何もしていないはずはないので何かはしていたのだろうけど。
で、少しずつ今年の猛暑も和らぎつつある週末、久々のキャンプに行くことにしました。
街はまだまだ暑く、朝からのキャンプ道具の積込みはすでに大汗たらたらで、ちょっと休憩せにゃあ。
高速に乗りこれまた久しぶりのインターチェンジで降りる。
ここも今年最終になった盆の釣り以来だった。
人なつっこいアキアカネ。近づいても逃げません。
待ち合わせのキャンプ場に着くと、まだ仲間は来ていなかった。
かわりに出迎えてくれたのは、人を恐れず飛び回ったり肩に止まったりするアキアカネだった。
盆の釣りの時もたくさんのアキアカネが飛んでいた。なんともこいつらは人なつっこい。指を差し出すとこれまたなんのためらいもなく止まってくる。
レンズを近づけても逃げないものだから、マクロでばしばし撮っていたらキャンプの仲間がやってきた。

街と比べたら断然涼しいのだが少し湿気があった。予定の場所にテントとタープを張り、一息ついてまずはビールをプシュッ。
高くそびえる雑木林の中のサイトだから静かだし、なんか体にイイもんが降ってきているような気がするなあ。
リビング設置完了でご満悦の山K氏。
禁漁になってからのキャンプは、夕方から釣りに行こうとかいうのがない分、ゆっくりまったりとできるのがいい。
こういう時は不思議と釣りの話はあまりしない。きっと一年で一番釣りから離れている時期なのだ。

そうこうしているうちにキャンプ場に隣接する湖へ行こうということになった。
まだ夕げの支度には時間がはやい。散歩がてら出掛けることにした。
まずは初日の雑談タイム。のほほんと過ぎていきます。
満水ちょっと手前のダム湖です。 山K氏、カヌーを撮るの図。
湖にはカヌーの釣り人がいた。どうやらバスを狙っているようだった。この湖にもいつの頃からかバスが放されてしまったようだ。
僕はこの湖での釣りはあまりしていなかった。何度かロッドを振ったことはあったが魚を手にしたことはない。いることはいるんだろうけどねえ。
しかし、ロッドを振る様子を見ていたら、たまには釣りもいいなあって思った。まあ先月までは散々行っていたんだけども。
カモさんは餌をもらえると思っていたのに・・・。
湖の沖を見るとえらく大きなライズリングが広がっていた。魚体が水面に飛び出して派手な音も立てた。あれれ、いるねえ、やっぱ。
来年はこの湖にもロッドを出してみようか。なんだか急に釣り意欲が湧いてきた。早くも来年の解禁が待ち遠しい。
少し陽が傾いてきた。デジカメもISO感度を800まで上げてやっと手ブレを防げるくらいになった。
ぼちぼち炭を起こして夕げの支度をする時間だ。まだ止まないライズリングの広がる湖をあとにした。
またてくてく歩いてテントサイトへ。
つづく