F.F.雑感
其ノ六百七十八  本から繋がる領域
この本ではイワナに絞っているが、僕の釣りに行くエリアはゴギになる。
ゴギを漁協が放流、と言うのは多分やっていないはず。聞いたことがない。それでもゴギはたくましく繁殖している(というか、どこからか湧いてくるという言い方がしっくりくる)。
それでもそんな感じのほったらかしでもまた増えてくれる、という日がいつまでも続くとは思えない。
ゴギをもっと増やそう、という動きがいつか来るかも知れない。
ここのところ毎日ニュースで見ない日はないのが熊。今年が去年までよりも人的被害が多いのは間違いないだろうけど、報道が多いものだから異常事態という印象が強い。実際にそうなのだろうと思うが、僕の住む地域は今の所目撃したという報告だけだ。とは言えキノコを採りに山に行く身としては、今まで以上に緊張感を持って望まなければならない。
これまでも鈴を身につけ、場所によってはホイッスルを鳴らしたりと、こちらの存在をアピールし熊がいても逃げてもらうようにしてきた。だが今年は爆竹を鳴らして入っても襲われたという事例も発生したとニュースで見た。まだ手ぬるいのか?
今年山で会ったキノコ採りのプロっぽい人は、鈴も何もつけておらず平気でやぶの中に入っていっていた。今までの経験や常識が通じなくなりつつあるのは間違いないと思うので、こちらはできるだけのことはする。
とは言っても、実際に採り始めたら恐怖心は薄れてきて探すのに集中してしまう。これは釣りも一緒で、緊張感が麻痺する落とし穴みたいなものだ。
初版から十八年。全く新しい本と言ってもいい内容(^^;)。
ムーンベアもまた読んでみます。
「魚たちと未来をつなぐ日」のイベントで講師をされた中村智幸さんの著書、イワナをもっと増やしたい! の改訂新版が届いた。
書いたご本人の講義を聴いてまだ二週間、講義や産卵場造成の様子が新鮮なまま記憶に残っている。
活発に増殖活動を行う地方のパワーはこちらの漁協にはないなあとずっと思っていたが、今回のイベントを開催したところにある漁協は、メンバーも若くて頼もしく、可能性を感じる。
僕はまずは届いた本を読み、春の川を思い描いていこう。
熊といえば熊の本を持っていた。面白かったのでまた読み返そう。
熊の方は直接関わることのないようにしたいものだ。。
著者の山附W司さんがYouTubeで熊撃退スプレーの各製品の使用感を比較した動画に出演されていた。どうなのかと思っていた国産初の熊撃退スプレーも紹介されていたので観てみた。
噴射がボタン式で馴染みはある。噴射距離も他の製品と遜色ない。ただ今は在庫切れだ。
どの製品でも一度は噴射して経験しておくことが大事だという。
週末の晩酌にイワナ本が間に合いました(*^^*)
イワナを増やす本、熊の本、一般の人がなかなか手にしないジャンルの本たち。
どこまで関わるか、踏み込むかはまた別の話だが、本を読んで知見を高めるのは、今後も川や山に出かけることは続くから、やっておいて損はない。
環境が変わっていき、以前は気にすることのなかった領域を釣りやキノコ採りの時に気にしなければならなくなった。
まずは知ることから始めよう。僕はそんなことを考えながらページをめくった。
本が架け橋になって、新しい領域の扉を開けることもあるかも。