長らく初期型 iMac で辛抱しつづけた山K氏。
このオフシーズン、念願の新型 iMac を購入した。ネット環境も ISDN から ADSL 12M とブロードバンド接続にもなり、CPU パワーも格段に上がり、劇的な変化を遂げたと言ってもいいだろう。
ただ、その分別のところにも影響があったようだが・・。
哀れ、部屋の奥へと追いやられた毛鉤机。
無論、うれしいに決まっている。あれこれ煩わしい初期設定でさえ、キモチの昂ぶりを意識しているに違いない。
そんな山K氏のはしゃぎ振りが目に浮かぶが、その傍らで肩身の狭い思いをしている机があった。
タイイングデスクだ。
主役を iMac に奪われて部屋の隅に追いやられてしまっている。
パリッと新しいパソコンは、部屋の雰囲気まで変えてしまう。
長年フライフィッシングをやっていると釣りにもタイイングにも、波が出てくる。やみくもにフライを巻いたかと思えば、ぱったり巻かなくなったり。
タイイングがご無沙汰になった机は、やっぱり淋しい。
山K氏にしても、iMac をあれこれかまいながら、どこか後ろめたいキモチがあるのかも知れない。タイイングデスクに申し訳ない、というような。
この机、再起不能? いや、すぐ現役復帰できるでしょう。
新しいマテリアルやツールを買ったりすれば、またタイイングしようっていう気になる。その時は、部屋の片隅がまたスポットライトを浴びる事になる。
そしてなによりも、解禁が近づけばいやが上にもまたこの机の前に座ることになる。そして、また机は息を吹き返し新たなフライを生み出していく事になる(はず??)