その3 オフシーズンのタイイングこそF.F.の醍醐味(?)
わたくしのタイイングデスクでございます。
みなさんは禁漁期間にタイイングをしますか?
管理釣り場攻略フライとか海をする人は即戦力になるオンタイムのタイイングをすることになるだろうけど、それ以外だと来シーズンをにらんだ毛ばりを巻く事になる。果たしてオフシーズンのタイイングってナンなんだろう?(っていう疑問ってナンなんだろう?)
私の場合、シーズン中とオフとでは巻く毛ばりが違う。シーズン中は実践と隣り合わせのリアルタイムな感覚が欲する毛ばりのみを釣行前夜に巻く事が多い(って言うかいっつもそう)。
きっと川に立ち魚を釣ろうとする時の抜き差しならない空気感が質実剛健な毛ばりを要求するのだ。
とか言ってホントのことを言えばポイントをたたきながら釣り上がるスタイルがほとんどだからそれに応じた毛ばり(浮力と視認性優先)の消耗がはげしいということなのです。
パラシュートはやっぱり万能です。
でわ、禁漁期間はというと、明日釣りに行く訳じゃないからタイイングの幅が広がる(っていうのはどういう理屈?)。釣行前夜の気持ちが急いている時にはない余裕がオフシーズンにはあるからいろんなタイプの毛ばりを巻こうかっていう気にさせる。もちろんタイイングの本を見ても巻くし、こんなの使う時あるの?っていうようなスーパーセレクティブマッチザハッチパターンとかも。
多分シーズン中ではまず巻かないだろうなぁっていう毛ばりを、冒険して好きなように巻いてみるチャンスがオフシーズンなのでわ?
巻いても使った事ないシリーズ
その1。
ニンフもイマージャーもオフシーズンに巻く事が多い。決して実際の釣りでの出番が無い訳ではないが、ドライフライに比べると出撃回数は少ない。なのにタイイングの時間は圧倒的にあるわけで、釣り場でのロストも使用頻度に比例して少ない訳だから、結果フライボックスには異様にニンフやイマージャーやマッチザハッチに特化した毛ばりが溢れかえっている。

それなのに今年、水面をかすめるようなシブいライズを繰り返す魚をいっぱつで掛けたのは果たして#12のパラシュートだった(!?)。
スピニングタイプのハックルプライヤーがお気に入り。