F.F.雑感
其ノ六百八十七  初タイイング、ドライで
またしてもJPCZの洗礼を受ける週末。前の時ほどの積雪はないがかなり冷え込む予報。
それでも習慣にすべく週末も意欲的に歩く。途中で蝋梅が黄色の花を咲かせているのが目にとまった。そうか、こんなに寒くてもちゃんと春がやってきているな。

年が明けて、初釣りは行ったがフライはまだ巻いていない。ちょっと巻いてみようかという気になった。
解禁をイメージして巻くとなるとやはり沈めるパターンか。
僕がハックルを巻くフライはテレストリアルのビートルやアントくらいで、春先のカゲロウを模したフライはCDCばっかりになって久しい。柔らかくはかなげなシルエットはいかにも釣れそうだし、もちろん釣った実績があるフライだから安心感もある。当然今年も巻くし使う。
ただハックルのフライも春用に巻こう。初心に帰るじゃないが、フライを始めた頃はCDCは使わずハックルを巻くスタンダードかパラシュートパターンばかりだった。
それを思い出し巻いて、今年の解禁には使ってみよう。タイイングもハックルを巻くのはあまりうまくないが、粗い巻き方の方がリアルに虫っぽくなるかもしれない。まあ綺麗に巻けるけど崩して巻くのと綺麗に巻けないから崩れているのとでは、外見が同じでも同じではない。自分のタイイングに納得できるかどうかという話になる。

パラシュートを巻いてみる。春先のカゲロウをイメージして淡い色のテールとハックルとボディ材。ポストは視認性優先でオレンジ色のポリ。
冷える夜はおでんで。あったまります〜。
定番のCDCバインドドライ。
一本巻いた。釣りで使っているところを想像してみる。
水面に浮かべたフライが流れ下る。バシャっと弾けるか、ヌッと静かに出るか、どういう出方にせよドライフライに魚が出る瞬間はたまらない。

最後のドライフライの釣りは、去年の禁漁前、人懐っこい蝶が指にとまってきた時の釣行だ。
あれからきっちり半年後の解禁でまたドライに魚が出てくれることを想像しながら、僕は次のフックをバイスにセットした。
去年渓流が禁漁になったあと、チヌとメバルの釣りをしたが、どちらも沈めて引っ張る釣りだった。
チヌもメバルも水面のフライでも釣れることはあるが、沈める方がかたい。
やはり大々的に水面に浮かべて釣る釣りは、渓流のヤマメやゴギになる。
解禁当初の渓流ではニンフを沈めて使うこともある。水温が低く活性の上がらない時の釣りだが、心情的にはドライで釣りたい。
と言う訳で初タイイングはドライフライを巻くことにした。
釣行前夜に慌てて巻くのとは違い、春の川を想像しながらゆっくりと。
#14くらいならまだ苦労せずに巻ける。乾燥肌なのでダビングボディはせず、ストレッチボディヤーンでボディを作る。
ポストにハックルを巻きつけるとパラパラとファイバーが広がっていく。この感じがハックルのフライを巻くときの楽しさだな。
いかにも毛バリという感じなのもいい。
久々に巻いたがこれは普通に釣れるんじゃないの? 最近はCDCに固執していたのは、使い手の方がハックルのフライにスレてしまっていたんじゃないのかな。
春用パラシュートも久々。