其の七十一  釣りを取り巻く " i " 的考察
私がAppleのPowerBookを買ってから、八年になる。
当時とはパソコンを取り巻く諸事情も大きく変わって、その変化の速度はゆるまることを知らない。

ここ数年は「iPod」を代表とするハードディスクミュージックプレーヤーがApple社の収益のかなりの割合を占めるようになっている。
八年前には想像も出来ない状況だ。
そしてそれは少なからずも、釣りにも影響を及ぼしている(ってホントかよ?)
iPodは本体だけでなく、アクセサリー類もビッグビジネスとなった。
私のケースはハードシェルの「 BOBLBE・E 」 
釣りの道中のBGMも iTunesMusicStoreを使えば、全く気軽に新譜や懐かしい音楽が手に入る(ただし、買いすぎ注意。あっという間に○×△です)。

ポッドキャストの気に入った番組を取り込んで聞くのも悪くないし、そういったコンテンツを探し出す楽しみもある。
釣りに出掛ける前日に、フライボックスは放ったらかしで、iPodとiTunesの同期ばかりやっている。
iTunesMusicStore を夜な夜な徘徊する。その度にクレジットの請求が・・・。
釣り仲間からキャンプと管理釣り場での釣りのお誘いが来た。
携帯電話でとか携帯のメールでとか、パソコンのメールでもいいだろう。お互いがログインしていたらiChat(メッセンジャーソフト)を使うテもある。 コミュニケーションの方法もずいぶんと様変わりしたものだ。
で、今回のお誘いはパソコンへのメールだが、文面は送り主のネット上のカレンダーのリンクを示すURLだった。そこにアクセスすることで、自分のパソコンのスケジュールソフト(iCal)にそのリンク先のスケジュールが取り込まれるのだ。
一回クリックするだけで、キャンプと管釣り場のスケジュールが転送された。
iCal に取り込まれたお誘いのスケジュール。
そのスケジュールをiPodに転送。
共有もばっちり。
PowerBookに取り込んだらそのスケジュールを次は外へもって出る事を考える。
iPodにも実にカンタンに転送出来たが、私はこれは普段はあまり持って出ない。持ち歩くとすればやはり携帯になる。
で、携帯へ転送。 これもすんなりいった。 マメに同期さえしてやれば、それぞれのデバイスの情報を最新で保ち、共有できる。
ただまあ私の場合、そんなに日々の予定がぎっしりっていう訳ではないので、たまに入った週末の予定など、頭の中のインプットで十分だ。 でもそんな予定を管理するだけのことを、あれこれデジタル機器を駆使して一喜一憂できるのも、今風の楽しみ方なのかも知れない。
さて、そんなこんなで 禁漁になったのだが、" i " の付くデジタル機器の活躍の場はまだまだある。
オフシーズンのタイイングのBGMとしてのiPodの活用だ。このオフはポッドキャストをBGMにして、より肩の凝らないタイイングを演出してみよう。
さすがにフライフィッシングを題材にしたポッドキャスティングは見当たらないが、トーク(日本語・英語を問わず)と音楽が適度に混ざって流れれば、タイイングも進むと言うもの (あっ、その前に、しまい込んだバイスを出さなきゃ)
今どきだから、携帯とパソコンの同期は必須か。