その17  デジタルの中の魚影
パソコンを使ってインターネットでいろいろな人の釣りのホームページを見る事が出来るようになって、釣りを取り巻く環境の変化というか楽しみ方というか、時代の移ろいを如実に感じる今日この頃(っていう訳でもないか? ちなみにこのホームページはいまだにリンクページもBBSもありません。なんとか少しずつ整備して行きたいと思いますので、長い目で見ていてくださいませ。といいつつまだまだ時間はかかるかなぁ)。
魔法の本を開けるといろんな(?)コンテンツが鎮座ましましている。
あれっ? なんの話だったっけ?
そうそう、パソコンでって言う、まあそのよもやモニターの中での仮想釣行で行った気になったり釣り味を満喫したりっていうのはないんだけど、手軽にデジタル画像も載せられるようになり、かなり現場の雰囲気はモニターから伝わってくる。
ホームページを作る側としてはなかなか川の実名は出しにくいもので、どこそこの川っていう特定の風景を思い浮かべるまでにはいかないが、自分の記憶にある川の光景と見ているホームページの釣りの話の場所をオーバーラップしてイメージしながらその話を読み進めることは、結構みなさん無意識のうちにしていることじゃないですか?
画像のあるページならモニターに写る川景色や釣り上げた魚体を見て、それが見知らぬ場所であっても川音や空気感、魚体のずっしり(?)した手応えは手に取るようにわかるはず。
フライマンF氏自慢のスーパーVAIO。
自分は3年前までは一眼レフを釣りに持って行っていたが、おととしから釣行にはデジカメがメインとなった。
フィルムだとためらわれる撮影もデジカメなら遠慮がないため、ちょっとした川辺の光景でさえどんどん撮って帰れる。明らかにフィルムに残したい被写体とデジカメで撮って家でパソコンで使う被写体とではその幅に差がある。当然後者のほうが広く、いろんなものを撮っておいてという意味からもデジカメは有用だ。
タイイング道具はいつの間にか押しやられて・・・。
そして帰ってから家のパソコンのハードディスクに次々と読み込まれるデジタル画像。その中には奥深い渓の絵もあれば自慢の釣り竿やリールの絵、そしてその日出会った渓魚の姿がある。
モニターにその日の釣りの残像を追い、逃した魚の大きさに地団駄を踏む。これって私だけっスか?