二年ぶりのキャンプが始まった。メンバーは去年の最終釣行や今年になってからも釣行を三回同行したTさんと、釣り具屋イベントで知り合ってその後は日本酒の交換を何度かしたKさんのふたり。
集合の十五時までにふたりはそれぞれ釣りをしてきていた。
僕は準備で遅れ、更に行きの高速が事故渋滞で下道を通ったため、集合時刻にちょい遅れた。
当初、テントを張ったらイブニングしようとしていたが、我慢出来ず飲んでしまったから、このまま炭をおこすことにした。
設営完了! じゃあ早速いただきます。
牛肉とシャンパンはKさんが準備。彼の職場の近隣のブランド牛だそうで、食べる前からうまいとわかる。
Tさんは焼き鳥を、僕は豚と牛タンを持ってきた。
ブランド牛は後半に登場していただくとして、まずは牛タンから。
いい感じで炭がおきていたからすぐに焼ける。
いきなりポンっという音。Kさんがもう待ちきれずにシャンパンを抜いたので、牛タンを食べつつ乾杯をした。
星が降り始めた。、早めの就寝、明日の釣りに備えて。
明日は三人で釣りをする。Tさんも渓流上流域の釣りはするし、もちろん僕も。源流指向のKさんの釣りがどういうものか興味津々。
いつもは違うフィールドで釣りをするもの達が集まって酒を飲み肉を焼く。そして一緒に釣りをする。
こういうのも変わっていてなんだか面白い。滅多にない機会なのかもしれない。

同じフライフィッシングと言っても、その中でさらに好みが別れるだろうし、得手不得手もあるだろう。
それがこの釣りの奥深さでもあると思うので、新しい世界の扉をどんどん開けていきたい。

ブランド牛はうまかった。焼き鳥も豚も、そしてシャンパンも。
テントだけでなくBBQ BOXやランタンもしっかりと活躍させることができた。
気に入った道具達だからしまい込んだりしないで使わないとなあ。
久しぶりのキャンプの夜は、人も少なく日中の暑さも和らいで、この上なく快適だった。
虫にかまれた足の痒さだけを除けば。
いよいよメインディッシュの登場。
このシルエットにうっとり〜。
今回のキャンプは僕が言い出したのだが、この三人が顔を合わすのは釣り具屋で行われたタイイングデモの時が初めてだった。
春から夏前までは本流で釣るTさん、シーズン通して源流を攻めるKさん。なかなか個性的なメンバーが集まった。
同じフライフィッシングでも、釣りのフィールドやタックルの番手が異なると、多角的な話が聞けるので面白い。
まだまだ自分の釣りは狭い世界でしかないと思い知らされる。
一番気持ちのいい時間が過ぎていく。
ブランド牛が・・・、燃えております(^O^;)
翌朝もKさん手製のホットサンド。激ウマっ!!
テント設営も二年ぶり。Mossテントのコーティングのベトベトは加速し、とにかく張らなければと常々思っていた。
MossのCYCLOIDは前回使っていないので、更に久々の登場だ。
前室が大きく、室内もOUTLANDよりも広い。天面はメッシュで夏のキャンプには快適なテントだ。

さて、寝床はできた。じきに日が暮れる。
炭もなんとかおきたので、早々と肉を焼きにかかることにした。