F.F.雑感
其ノ七百七  フラットに集う -弍-
フラットで釣り仲間が集まるのは2020年にもやった。6年ぶりだ。前回は総勢6名。今回は4名、僕とTさん、TSさん、KKくん。結局今回の4名はヤマメはもちろんキノコ採りでも同じ顔ぶれだ。
12:00に集合で、僕とTさんが早めに着き、テーブルとイスを出して座るとすっかり落ち着いてしまった。ちょうどいい具合に河口横の車を停める場所に木陰があり、微風もあったので暑さをしのげた。あの猛暑の日々は間違いなく終わりつつあった。
Tさんと話し込んでいると、TSさん、KKくんもやってきた。釣り場で会って話すことはあっても、こうやって一同に会してまったりと話す機会はなかなかなかった。
TSさんが「ここ数年ヤマメが思うように釣れないから、ヤマメへの気持ちが下がっとる」と言った。思いたくないことだが全くその通りで、今年は僕は本流の釣果は0だった。果たして来年はどうなるんだろう。

それぞれ持ってきた昼飯を食べ始め、TSさんはホットサンドを作り始めた。僕はコンビニのサラダ巻きだったが、こんな木陰があるとわかっていたら、あれこれ持ってくるんだった。出来上がったホットサンドをわけてもらい、美味しく頂いた。
食べ終わるとさらに落ち着いてまったりしてしまい、釣りを始める気がなかなか起きない。
Tさんですら、数匹の魚影を見るにとどまる。
話し終わって食べ終わり、釣りの準備開始(^^;)
一見して魚影が少ない。これは苦戦の予感しかしない。
大潮の三日目という、いいのかよくないのか、今となっては微妙な潮。それでも僕たちはフラットを歩き回った。
僕は干潟エリアに向かわず、川の筋を見て回った。すぐに護岸際に一匹見つけた。
予感があった。これはこの日最大のチャンスなんじゃないかと。
慎重にキャスト。散っていない。悪くないところに落とせた。リトリーブするが、チヌは食ってこなかった。
切り上げ時がむつかしい。今回はこれくらいにしといてやろう(>▽<;)
それでも釣りをしないわけにはいかず、僕たちは重い腰を上げ片付けをしてフラットに降りた。
そして、魚影の少なさに僕たちはまずいと思い始めていた。
16時が干潮、その前から干潟エリアはすっかり干上がり、河川のほうも魚影は見当たらない。
大潮はこういうことがある。大きな潮位差は当たり外れも大きい。こうなったら、あとは干潮からの満ち上がりの最初のやる気のある群れに期待するしかない。
ただこれもそういう群れが必ず上がってくるとは限らない。
干潮になり、さらに時間は過ぎていったが、チヌが遡上してくる気配はなかった。少し遅れて上がり始めることはあるが、それがどれくらい後になるかわからない。
結局僕たちは干潮後は一度の魚影を見ることなく、フラットから上がることにした。
こういうこともある。しかし渓流のラストも冴えない釣りだったから、チヌもこのまま終われない。
この日は仲間とゆっくり話ができたことが救いだった。逆にこういう集まりはもっとやってもいい。僕たちはそう話しながら帰路に着いた。
川筋から干潟エリアに移った。しばらく歩くと魚影が見えた。
何かをついばむ様子はなく、ただ泳いで移動している。こういうやつは釣れない。
でも少ないチャンスとばかりにキャスト、リトリーブ。するとコツっと当たった。甘噛み! そのまま引くが、反応はそれっきりだった。

この日、フラットのチヌをフライで釣るいつものメンバーで集合して、一緒にやろうということになった。
TSさんとKK君も苦戦を強いられている。