2026 釣乃記
第拾話  晴れのヤマメと涼しい午後
峠をまた戻り、朝に車が停まっていた場所でやってみたら一匹出たが掛からなかった。
さらに道を戻って行くと、道端の広い場所の木陰に車が停まっていて、椅子に座って昼ごはんを食べている人が見えた。
釣友のmGだった。寄ってみると僕の真似をして釣りのついでに昼飯を作って食べているという。僕も椅子を出しお邪魔した。昼過ぎの陽射しは強いが木陰は涼しい。
僕たちはひとしきりなんでもない話をして過ごした。気持ちいい風が吹いていった。
全くもって今年の春は雨が多い。しかも増水が週末にくるような降るタイミング。今年まともに本流の釣りをしたのは一回だけだ。しかも魚の気配を一切感じられず。
この時期本流の釣りに燃える釣友のKK君もさすがに苦戦している。でもそこは彼のこと、本流で釣っているようでやっぱりヤツはやるなー。
僕はというと、早々に本流を諦め支流を攻めているのだが、ここ数年はこの時期は本流をやっていたので、久しぶりの春の支流ということになる。本流の大場所の太いヤマメとまではいかないが、満足の良型が釣れているから悪くないと思っている。
おまけに会社の後輩Kくんと山菜採りの二足のわらじ。しかもほぼ両方ハズレなし。
そしてこの日も本流は水位が高く、支流へ向かった。期待できるポイントは数ヶ所あり、どこかでライズに出くわさないかと思ったが、なかなかそうはうまくいかない。
まぶしい新緑。命がみなぎる力を感じます。
カーブを曲がると車が停まっているのが見えた。先行者か。
そもそもこの日は狙いを絞りきれず、高速に乗ってからも行き先を迷っていた。
いくつか候補はある。増水したら良くなるポイントの増水の目安には到達していないはずだが、その上流がいいかもと、ようやく行き先を決めて向かうと、時すでに遅し、というわけだ。
僕はまた迷った。この水系を探ってみるか、思い切って別水系に移動するか。
モタモタしてたら陽が高くなる。
それにしても天気がいい。紫外線も強そう(^o^)
合わせ損なったがもう一度出てくれました。
この日は天気がいい。新緑もピークに達し、目にまぶしい。
GWが終わったあとの週末、連休で押し寄せた釣り人の釣獲圧がどれほどか、ヤマメは常時警戒モードになっているかもしれない。
車のあった場所近辺は水位はちょうどいいくらいだった。予想していた増水はなく、渇水でもないからどこかに入れば釣れるんじゃないかと思う。
しかし僕は前回の荒れた天気の中のライズが忘れられず、できればライズの釣りをと、欲が頭をもたげてきていた。
チキンラーメンたまご入り(沈んだ(^^;))
いい天気だが、釣りの方は・・・。
アザミの蜜は美味しいらしい(^o^) 
慎重にキャスト、出た!
合わすが掛からず。落ち着け。
春先の時は一度出て掛け損ない、あとは出てこなかった。少し間をおこう。フライも変えるといいんだがこのままでやろうと思った。
息を吸ってもう一度キャスト。少し上流側に落とす。
出ない。ダメか。更にキャスト。出た! 合わす! 掛かった!
陽射しが当たり水中まで良く見える。その中で魚体がうねる。

さらに先にライズの期待できる場所があったが、釣れなかった。
いつまでも迷っていても埒が開かない。僕は峠を超えて別水系の支流に行くことにした。
時間も結構経ったので、陽は高くなり川面にも陽が当たり、ヤマメの警戒心が強まっていそうだ。
峠を越えて支流に着き、最初に入った区間。水はやや多そうだ。
だがそこではヤマメは出なかった。期待できるポイントはまだある。次の場所に入る頃には太陽は頭上、強い紫外線が降り注いでいるのがわかる。
春先に良さげなやつが出たが釣れなかった場所が見えてきた。
朝の先行者の車があったポイント。釣れませんでした(^^;)