2026 釣乃記
第壱話  ヤマメとフキノトウの解禁
その先にある小プール。過去に釣ったことはあるが、それはもっと季節が進んでからだ。
魚の付き場としては良いポイントだから可能性はある。一番良い所に慎重にキャスト。
フライにスッと出た。合わすと手応えがロッドから伝わる。
(掛かった〜!)僕は勇んでラインを手繰りキャッチ。最初の川のヤマメよりはいい。
写真を撮ってリリース。いや〜、釣れて良かった〜、と同じあたりにキャストしたらまた出た。こっちの方がさらに型がいい。
去年の解禁はそれまでの雪の多さにだいぶ苦戦した。今年も一月と二月の中旬に降ったが、そのあと暖かい日が続いたから雪はすっかり姿を消している。それでも三月は厳しい釣りが待っているだろうと思っていた。
釣友のKK君は行きます宣言をしていた。それなら僕も行くかなあ、やっぱり。天気が悪ければ考えたが、日中の気温は上がる予報だったし、行かないで行った人の釣果を見たらきっと後悔する。
それにフキノトウを採りたいという思いもあった。山菜の動画を配信している人がおいしそうな蕗味噌を作って食べていたのだ。僕も蕗味噌を作りたい。

「フライの人、よく見ます」と車を停めている所にいた餌釣りの人が言った。僕が一匹釣って車まで戻ると別の車が停まっていてその人が居たのだ。僕の車があるのにこの辺りに入ったのかね? 「釣れましたか?」と聞くので「小さいのが」というと、その人はそうですかと笑って立ち去った。
初日から日が傾く手前までの釣り。なかなかハードでした(^^;)
うむ、とにかく解禁日に初ヤマメ、釣れました(^^;)
クラクションが鳴った。M川氏だった。僕がなんとか釣れたと言うと、どうやらM川氏は相当釣ったらしく、すごい状況に出くわしたと言っていた。な、なんと〜。
ただ僕が川から上がりがけに唯一採ったフキノトウを見せると「探しとるが見つからんかた。出とったか」と言った。
そして「釣り人は多いのう」とM川氏が言い、僕は頷きつつもその釣り人たちをかい潜って釣ることができたんだと、最後のヤマメの手応えを思い出した。




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腕組みをして見ている。なんだそりゃあ。そんな露骨にじっくり見られてもなあ。
僕はティペットを直すことにした。新しいのを継ぎ足しフライを結び変える。実に丁寧に。
横目で見るとまだいる。道路の上から見下ろしている。やだな〜。
見られる側になって考えないのかねー、っと思っていたら居なくなっていた。

今年の解禁の三月一日は日曜日。釣り人が多いのは覚悟の上でやってきた。
痩せているけどコンディションのいいヤマメです(^o^)
流れを歩く。ヨタヨタと(^^;)
解禁最初の釣りはほぼこの支流でやる、という川があるのだが、今回は日曜日だし昼までは違う川で釣って昼からそこへ行く計画だ。
しかしなかなか反応がない。数台の釣り師らしき車が行ったり来たりするのを良く見る。この支流も釣り人は多いな。
ダメ元で初めての区間に入ってみた。そこで唐突に一匹釣れた。
ああ、釣れたんだ。思えば去年とおととしの解禁一回目はボウズだった。
今年も釣れないかもと心の中で思っていたからなんとも感慨深い。
少しだけあったフキノトウ。まだ早いのか。
快晴の解禁日。花粉もすごい(>▽<;)
今年の渓流もぐもぐはチキンラーメンから。 
少し離れた別の場所、去年ここでフキノトウを結構採った。しかしこの日は全く出ていない。
まだ早いのか? 一本も残さず採り尽くされたということは、いくらなんでもあり得ないだろう。

そのまま川に降り、やや増水の流れを上流へ進んだ。途中の良い感じの流れでキャストし流すと、ズボっと出た。合わすが掛からず。
ああ、今のは最初の川で釣ったやつよりは良い型だ。でももう一度出ることはなかった。
解禁はほぼこの川、の川へ移動した。まず昼飯。いつも食べる場所で準備をしているとルアーマンがやってきて川へ降りて行った。
やはり日曜日の解禁、誰もが難しいと思ってもやってくるんだ。
昼食後、よく入る区間に入ってみたが反応なし。最初の川ではあまり思わなかったが、やや増水している。
半年ぶりの川歩きはかなりキツい。増水しているからなおさらだ。気温の方は予報通り上がってきていて、あまり着込まずに来たが正解だった。
しっかりくわえてくれましたね。偽物でごめんなさい。