其ノ二百九十二  とある土曜日のこと
新顔? ではないようですが、
犬嫌いのお客さんが離れていかなきゃいいけど(^_^;
気が付けば九月も月末にさしかかっている。
中旬に写真展をやったとは言え、なんだかあっという間の九月だった。
禁漁になってからもうひと月経った? う〜ん、実感がない。
それとも、禁漁を実感するヒマがなかった、と言った方が正しいのだろうか?

近所の喫茶店でモーニングを食べつつ、iPhoneのテザリングを使ってiPadでニュースやらfacebookに目を通す週末の朝。
ひとつ気付いた事は、iPadであれこれ見ている間中、ずっとテザリングによるiPhoneのバッテリーの消耗が気になってしまう。
なんだかどうだったんだろう? やはりiPadもセルラーモデルの方がいいかなあ。

これまたいつものパターンで朝食後は釣り具屋へ。
ここもいつもと変わらぬ様子で、まあ禁漁になったからといってそんなに変わるわけもないのだけれど。
炎を見ていると原始の血が騒ぎ出す!?
天候は変化する様子はなく、僕は意を決して出発した。
会場はすでに多くの人で賑わっていた。予想通り外は寒い。
僕は行列開始時刻の数分前まで車で待機していた。そして傘をさして行列が始まる場所へ向かった。
開始時刻、それまで降っていた雨がうそのようにあがった。
神様も松明行列を見たかったのだろうか。定刻に行列は始まった。参加者の人たちも松明で時間と空間を共有しているようだった。
僕はまた禁漁になったことなど忘れて、シャッターを切っていた。
海で使うフックを買った。
また今年も性懲りもなく釣れない釣りをするのかなあ。いやいや、やる前から釣れないなんて決めつけてちゃあ、ホントに釣れなくなっちゃう。
がんばらなきゃ。
昼食は汁なし担々麺。トウガラシと山椒の辛味が強烈だが、僕はいつも一番辛くないので頼む。
あんまりこういうのばっかり食べているとアレなので、月に一回くらい。
あー、でも八月は3回食べたな。

ゆるゆると月末の土曜日が過ぎていく。
部屋でごろんとしていると、ふと前日に友人から聞いたこの日おこなわれる北部の山里の神社の祭りの話を思い出した。
いろんなアトラクションや神楽があるらしいが、松明の行列がすごいらしいとのことだった。早速ネットで調べると、小さな写真で松明行列が紹介されていた。
まぜればまぜるほどうまくなる(^-^)v
電話で確認すると松明行列は18:30からだった。時間はまだだいぶある。僕はゆっくりと出発した。
高速を走っている時、ぽつりときた。雨雲レーダーにはそれらしき雲はなかったのに。インターチェンジを降りて道の駅に車を入れて待機。本降りではないがしとしとと小雨が降り続いていた。
せっかく松明行列とやらがあるのなら写真を撮りたいが、カメラを濡らしたくない。時間は十分にあるしここから会場までは30分で着く。様子を見る事にした。
失敗したのは長袖シャツだけで来たということだ。外はなんだか寒い。会場は更に標高が高いからもっとか。