2026 釣乃記
第参話  遠のいていくヤマメ
小さな溜まりにフライを落とすとぴょこんとヤマメが出た。小さいがあっさり釣れた。
ここまでの渓の遡行はなんだったんだ。良い運動にはなったけど。
その先でまた出た。合わすと重い!! 寄ってこない! 最後にやったじゃないか!? と思ったら極小ヤマメのスレだった。

フキノトウを採るのもこの日の目的だ。二箇所ほど見てみたがまだ出が少ない。
一気に出ずにこうやってバラけて出るものだろうか?
様子が変わったのは数年前に確認済みで、ポイントがなくなっていたのが来なくなった理由だが、また流れが変わり復活していないだろうかと期待していた。どうしても良い方に考える。逆に行かなかったら良くなっていたのを逃すのではないかとも考えてしまう。
最初の目当てのポイントは、カーブしていた流れが真っ直ぐになって魚の付き場がなくなってしまったのだが、そこは今回も真っ直ぐなのは変わっていなかった。そして魚は出ない。そうすると、やっぱりそうかとわかっていたくせにともう一人の自分が囁く。でもそれは結果論で、もしかしたら良い感じに変わっていたかもしれない。やはり来てみないとわからないのだ。
フキノトウとヤブカンゾウの天ぷら。春の味覚満喫です(^o^)
天気は良いが水位はだいぶ下がりました(^^;)
フキノトウとヤブカンゾウを採ってこの日は納竿。釣果としてはかなり不完全燃焼だが、山菜でいくらかは満たされた。
三月の二週目三週目は鬼門だ。水温が上がって虫が飛び始めるまでは厳しいだろう。
山菜ものんびりペースの出方だから、ヤマメ同様になんともじれったい。天ぷらにするにはちょうどいい量だけど、たくさん採りたい気持ちもある。
僕はヤマメと山菜を待ち遠しく思いながら、フキノトウのほろ苦さを味わった。




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朝の冷え込みがかなりだから、厳しい釣りは予想できた。
というか、三月の解禁後の釣りで厳しくない時はなかったよな。
先週と比べ、日中は晴れて気温が上がる予報だから、それがせめてもの救いだった。

以前よく入っていた流れ。ここ数年は大水が出た時の土砂で埋まったりして様子が変わったので、足が遠のいていた。
過去のいい思いをした場所の未練はどうしてもある。久しぶりにそこを釣ってみることにした。
まだ一気に出てくるという感じではない。今年はこんなものか?(^^;)
二つ目の目当ての場所はかなり浅くなっていた。前回より減水しているがそれよりも土砂で埋まった影響が大きい感じだ。
水は冷たいが居ればドライに何かしらの反応はあると思う。反応がないのは魚がいないのだろう。
浅いからニンフを試す場所でもない。
一番良かった場所。ここも埋まってさらに倒木が倒れ掛かり、完全に終わった場所なのは確認済みだが、ひょっとしてと覗いてみた。流れは細く浅くなり、良かった時の面影は全くなかった。
だんだん小さくなっていくヤマメ(>▽<:)
春は着実に来ているはずなのだが。
ヤブカンゾウがあちこちに。 
解禁一日目で釣った場所にも行ってみた。こうなったら釣った場所に頼るしかない。この日は午後からかなり風が強まる予報で、前日には僕の住む市内ででもかなりの強風だった。風が弱いうちになんとか釣っておきたい。
そのポイント、水位は下がっているがこれでちょうど平水くらい。良さそうな場所に最初にキャスト。出ない。もう一度、出ない。ああ、そんなに都合よくいかないよな。
さらに先にある有望ポイント、そこでも沈黙が破られることはなかった。なんだかダメになった場所の再確認と釣れた場所では続けて釣れいないということを証明するために来たみたいだ。
この日は今回で三回目の渓流だが、思えば一回目の解禁日が気温も水温も一番高かった。徐々に季節が逆行していき、ヤマメは姿を消していった。