F.F.雑感
其ノ六百四十  フラットの終わり方
夏が終わるとなると、ここ何年か思うことだがフラットの終わりを意識する。例によって釣って終わりたいというやつだ。
フラットで釣りをするようになって今年で6年。1年目は何匹か釣れたがそのあとは釣れない釣りが続いたまま終わった。2年目は最後の釣りで時合に出くわしたのにチビチヌだけ釣って終わった。3年目、4年目はまずまずサイズ1匹、5年目の去年は3匹がラスト釣行の釣果だった。3、4、5年目のラストは全部10月に入ってからだから、まだ猶予はある。
と、渓流が禁漁になったらすぐ今度はフラットのラストへ向けてのカウントダウンを意識するのだから、渓流が終わったその余韻を感じることが少なくなってきたのも無理のない話だ。
まだもうちょっとカニフライは巻くことになりそうです。
雁木ひやおろしを刺身盛り合わせで。うー、うまい(^0^;)。
2年前から始めたキノコ採りがそろそろだ。こうなるとチヌかキノコか、ということになってくる。チヌをやる釣友はキノコもやるので顔ぶれは一緒だ。
この週末は秋分の日の振替休日があって3連休で、3日目の月曜日に仲間たちはキノコに行くようだ。僕は仕事なので残念だが行くことができないが、どんな様子だったかをまた投稿で知ることになるだろう。
去年も1回目のキノコは9月下旬だった。微妙にチヌの終わりとキノコの始まりは被っている。
チヌが潮で釣れるかどうかが変わるように、キノコも行く時期で採れるかどうかが左右される。チヌの潮はある程度わかるが、キノコは行ってみないとわからない。
あまり暑いと山に行っても暑いからキノコ採りは厳しいものになるし、涼しくなってからキノコはどんどん出てくる。そう考えると、ようやく猛暑がひと段落しそうだとは言えまだ残暑はあるだろうから、暑い間はチヌに行く、と切り分けることになりそうだ。
10月に入るとチヌも厳しくなり出すだろうから、どんどん生え出すキノコにバトンタッチするのにちょうどいい。なんだかうまくできているな。
何日連続で猛暑日が続いたかわからないが、ついにこの週末にそれが途切れた。
実際には金曜日から35度をギリギリ下回っていたのだが、場所によっては超えているところもあっただろう。
ただ、土曜日は31.5度だったから大体のところは35度を下回っていたはずだ。
ようやく猛暑の日々から抜け出せるのか、と感慨もひとしお。
今年の夏は暑すぎたが、来年の夏はもっと暑いんだろうかと早くも心配になる。
キノコに合わせる日本酒のひやおろしは二名柄を入手済みだ。
その前に首尾よく今年のフラットを有終の美を飾れるかどうか、普通にチヌを釣りに行く時よりはプレッシャーがある。
その釣れるかどうかの不安が釣れた時の嬉しさに一役買っているのだが、盛期が過ぎた釣りだから難易度が上がるのは仕方がない。
6年目のフラット、始めた頃よりは少しはうまくなっていると思いたい。
気持ちよく今年の釣りを締めくくろうと、僕はもう一本カニのフライを巻いた。
ほぼこの形に定着したカニフライ。