F.F.雑感
其ノ六百三十九  暑すぎた残暑のフラット
リールを巻き浅いところまで寄せたが、また走られラインが出ていく。なかなかのファイターだ。
何度か寄せては走られを繰り返しようやく近くまで寄せた。
これ以上走られたくない。僕はまだ力が強いチヌを強引に寄せネットですくった。

その後、サンドバーで1匹バラし干潮になり、波打ち際で魚影が見え始めたがなかなか釣れない。
それにそれ以上に暑さが尋常ではなくなった。フラットで暑さでヤバいと感じたのは初めてだった。
10時半、潮位150cm、そろそろ下げの時合が始まってもいい頃だ。さすがに朝よりだいぶ暑い。
波打ち際まで行くと、そこからさらに細く沖に向けて伸びるサンドバーがある。その砂地の浅いところにいくつかの黒い影、チヌの姿が見え始めている。Tさんの情報でもチヌはこのサンドバーを横切りながら沖と岸側を行ったり来たりするのだという。まさにその状況だ。
黒い影を狙って投げるがすぐに散ってしまう。かなり警戒心が強い。まだ食いが立つ時間ではないのか。サンドバーを諦めて砂地の波打ち際に戻ってチヌを探した。
歩き回っているとかなり暑い。ボトルの水がなくなったので車に戻り補充した。予報では相変わらず猛暑日の最高気温だと言っていたが、今までの35度越えよりもっと暑い気がする。湿度が高いのだろうか? それだと身体に堪えるのは避けられない。
強い引きのチヌさん。君、夏バテ知らずだね(^0^;)。
読書にスパゲッティにと好き放題の完全休養(^^;)
波打ち際も前回は結構いたが今回はまだ見えない。魚影がないといくら反応しなくても魚影の見えた場所に期待してしまう。
僕はまたサンドバーに向かった。先ほど散らした黒い影はまた戻ってきていた。
今度はもっと慎重にキャストした。フライが着水すると黒い影はまたしても逃げてしまった。
っと、グンっとラインが張りロッドが曲がった。(掛かった!)
散ったやつと別にもう1匹いたのか。強い引きにリールが逆転する。バレるなよ。
上から見ると結構居るんだよな〜。
思ったよりも潮位は高かった。護岸沿いでチヌがガリガリしているのは見えるが、まだ深い。
それでもひょっとしたらと思い、降りてやってみたが、降りたら朝の逆光でチヌは全く見えない。
護岸沿いは諦め砂地のフラットに出てみたが、魚影は見当たらなかった。
午前8時、潮位は200cm、もう少し潮が引いてから始めるのでいいくらいだ。
干潮は12時半、あと2時間はチヌのやる気スイッチは入らないかもしれない。
フラットを行ったり来たりするのもしんどくなってきた(^^;)。
Tさんの開拓した新しいチヌのフラット。今回も来てみたのだが前回の干潮と日没絡みの釣りでわからなかった潮位の高いうちからの下げ潮の様子を探るのが目的だった。
しかし、潮位が高いうちは攻めるのが難しいとわかった。僕は一度車に戻り休憩をとることにした。時間の経過とともにじわじわと暑くなってきた。とはいえ9月になったのだから、ちょっとはましになっていて欲しい。
小一時間休憩し、僕はまたフラットに降り立った。
満ち上がり始めた。これからが時合の気もするが、下げのサンドバーがそうだったのかも知れない。
そして本格的に暑さがヤバい。軽い熱中症かもしれない。僕はラインを巻き取り上がることにした。

同じ日に別のフラットに行っていた釣友のTSさんがSNSでとんでもなく暑かったと投稿していた。
やっぱりそうだったんだ。8月より暑かったんじゃないだろうか。
翌日の日曜日、僕は体を休めるつもりで完全休養にした。サンマスクの隙間が日焼けしていたが、それはもう戻っていた。
よく晴れているが、8月よりも暑いなんて・・・(>▽<;)