2026 釣乃記
第捌話  モンカゲロウ嫌いのヤマメ
あまり投げると警戒される。次で決めるつもりでキャストした。
しかしナチュラルは一瞬ですぐドラグがかかる。するとそのフライを追う魚影。フライにさらにドラグがかかり速度をあげると、魚影が追い食いをした。
合わす! 掛かった!! よく食ってくれた。魚は増水の流れに乗って重くくだる。僕も一緒にくだりながらなんとかバラさず寄せ、ネットですくった。
これだけライズしているのに、ドラグが掛かったフライへの追い食いでやっと釣れた。
GWに入ってすぐにまた雨が降った。北部の降水量がかなり多く水位情報を見てもみるみる水位が上がっていく。これはもう連休中の本流の釣りはダメだな。今年は一度だけ少し本流で竿を出したのみ。もちろん釣果はない。
釣友のKK君も嘆いていたが、週末が増水に見舞われるタイミングで雨が降る。四月はずっとそうだったような。テレビでもこの辺りの四月の降水量は平年の1.5倍だと言っていた。
このGWの雨もかなりだが、山菜のこともあるので出掛けたい。山菜と支流の釣りという思惑で出掛けてきたのは無茶なプランだとは思わなかった。数回前の山菜&釣りの時、良型をかけ損なったポイントならと思っていたのだ。
ところが川に着いて流れを見て、期待はしぼんでしまった。支流でもこれくらい増水する降り方だったのか。三ヶ所ほどやって僕はその川を引き上げた。途中でウドとウルイを採り、近くにある別の小さな沢に向かった。あそこなら釣りはできるだろう。
この日採った山菜四種盛り。どれもウマイ。最高〜(*^o^*)



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かなりの存在感のモンカゲロウなのに・・・。
その一匹のみであとは釣ることができなかった。ライズはやんだがモンカゲロウのハッチは続いていた。

帰る途中、偶然にも釣友のTSさんとばったり会った。バイクで山菜を採りにきたTSさんと昼ごはんを一緒に食べた。
先ほどのモンカゲロウに全くライズしなかった話をすると、
「モンカゲは美味しくないんちゃうの?」とTSさんは言った。
確かにあの色は美味しそうには見えない、と僕は思った。
「フライですか? 私もです」とその人は言った。
林道脇に車を停め準備をしていたら、軽自動車が入ってきてその人は話しかけてきた。
「支流でもかなり増水してますね」と僕が言うと、「無理そうですね。私はほかへ行きます」とUターンして行った。
確かにな〜、イケると思って来たが、予想以上の増水だ。でもせっかく来たんだから、できそうな場所を探してやってみる事にした。GWの何日目? ようやく釣りに出掛けてきたが雲行きが怪しい。
釣友TSさんのカスタムバイクと一緒にパチリ(^o^)
山全体が新緑に覆われ、生命の息吹きが伝わってくるようだ。
その小さな沢の入り口、車が停まっている。釣り師だろうな〜。
いきなり行き場がなくなってしまった。どうするか? さすがにウドとウルイ採ったからもう帰るっていう訳にはいかない。
増水したら良くなるポイントがあるにはある。ただあそこは6月以降の増水の時が良型が釣れるのであって、今はまだ早い気がする。
とは言え、この辺りではほかに心上がりがない。
出遅れ感もあるから誰か入っているかもしれないが、僕はそのポイントへ行ってみる事にした。
サッポロ塩でコシアブラーメン(^_^;)
新緑の山里。今回はこの辺りをうろうろ。
太いウド、見つけました(^o^) 
モンカゲロウのハッチに遭遇したことは過去にもあるが、モンカゲロウの流下にライズするのは見たことがない。
現に流れをモンカゲロウが下っていくのにそれへのライズはない。全くスルーだ。
ということはライズは別のカゲロウのハッチに対するもの。僕はとりあえず半沈みのCDCパターンを結びキャストした。
何度か出たがフッキングしない。増水の流れでドラグがかかっている。目の前でライズ。投げても出ない。悔しい〜。
目当てのポイントに車はおらず。川を見ると水位はこのポイントのベストの増水具合。
(ひょっとしたら・・。)僕はしぼんでいた期待がまた膨らみ始めるのを感じた。調子いいな。
ロッドを持ち河原に立つと、なんとライズした! しかも数ヶ所で。カゲロウの飛翔も見られる。またライズ! なんだこの状況!
大きい黄色いカゲロウが目を引く。モンカゲロウだ。増水の流れから飛び立っていく。
僕はモンカゲパターンを結ぼうとして、手をとめた。
諦めかけていたが、釣れてくれました(>▽<;)。