F.F.雑感
其ノ七百十一  十月の冷たいフラット
仲間とフラットに集まったが釣れなかったそのあと、潮のいい日にすぐにでも行きたかったが仕事とのタイミングが合わなかった。集まりはワイワイ話して楽しかったので、あれはあれで良かった。ただ釣りの方はもう一度という思いがあった。季節が進むほどに難しくなる。結局十月になってしまい、水温も低かろうと最初からウェーダーをはいてやろうと準備した。

例によって自分の忘備録にもなっている本HPを見返すと、フラットのチヌを始めた2019年は初チヌは釣ったがそれ以降からラストまでは釣れずじまい。翌年からなんとかフラットラスト釣行は釣って終わっている。
フラットの場合はいつを終わりにするかは、自分のさじ加減だから、去年のようにまだ早めでも50cmを釣ったから終わりにするというのも全然ありだ。今年は盆にいい釣りができたが、それで終わるのは早すぎる。しかし十月にずれ込んだのは釣果の面ではかなりリスキーになった。
快晴〜、チヌの姿はどこかいな?(^^;)
綺麗な魚体、そしてナイスファイトのチヌさんでした(*^^*)
重い手応え、ようやく掛かった。一匹までが長かった。
膝下ちょっとくらいでそんなに浅くなっておらず、水位のある場所ではチヌも自在にあらがって引きが強い。
何度かリールが逆転し、ようやくネットですくった。二ヶ月ぶりのチヌだった。

今年ラストなので釣れてホッとしたが、あとはもうちょっと釣れればと、欲は出る。
徐々に潮が満ちてきている。僕は上流に向かって歩いた。
夏は柔らかかったフェルールワックスが硬い。そうやって僕は季節の移ろいを感じる。
フェルールににワックスを塗り、有休を取っての釣りの準備完了。中潮のフラットへ行くつもりだ。
干潮が14時、10時くらいから釣りが可能になるだろう。
チヌを釣る仲間とフラットに集まってからひと月が経った。誰のロッドも曲がらなかった。なんとかもう一度行きたいと、それから潮と業務を照らし合わせ、有休を取る日をいつにするか考えていた。
そして、この日・・・。
汗をかかないフラットの釣り。チヌの終わりを感じさせる。
結局干潮近くになるまで、ついてくるけど食わないやつ以外は反応はないままだった。
流れの筋にいくらか魚影が見え始めた。ポツポツと黒い影。その鼻先の通過をイメージしてキャストしスィングさせるがなかなか食いついてこない。真夏の暑い時期なら一発で食いそうなシチュエーションだが、これが十月のフラットの現実なのか。すると急にブルブルっとロッドに振動が伝わってきた。あっと思ったらそれはすぐやんだ。この日初の甘噛みだ。
スイッチが入ったのか? そう思いたい。この渋い状況では時合は短時間に違いない。僕はことさら丁寧に距離を見計らってキャストしスィングさせた。
何度目かのスィングで、リトリーブしていると手繰れなくなった。ラインがピンっと張る。ひと呼吸おいて合わせた。
小型凝縮カニフライが効きました。
カニよりも貝をたくさん食べているんだろうけど。 
キャストしながら歩くと、テイリングしているのを見つけた。
これは二匹目頂きっと、勇んで投げると逃げられた。近すぎたか。さらにまたテイリング、今度は手前過ぎたが、引くと一匹食ってきた。違うチヌだがこれで二匹目。
さらに移動するとテイリングが目立つようになった。しかし、どれも落とすと逃げてしまう。落とす場所が悪いだけでなく、かなりナーバスになっている。
水が冷たかったこの日のフラット。最後はチヌにも冷たくあしらわれてしまった。
フラットは風が強かった。それに呼応するかのように波も結構ある。暑さは落ち着いているが、釣りづらそうだ。
まだ潮位は下がり切っておらず、膝下くらいまで浸かって魚影を探す。岸の辺りには上からチヌが見えていた。潮が引くまでの狙いはそれだ。
岸から離れて岸側を見ると、いることはいる。キャストすると散ってしまうが、何度目かで散らずにリトリーブするとついてくる。
しかし、ついてくるだけで食ってくれない。
最後に釣れたチヌさん。来年まで、またね。