F.F.雑感
其ノ六百四十七  放流とようやくの秋のキノコ  
集中してやるので、タンクの稚魚の放流は割と短時間で終わった。
そして移動、お楽しみの放流ランチだ。今回はヒラマサのフライにジャコ飯、豚汁、ヒラマサ大根。
mGやほかの人たちとも話をしつつ食べ、なんなら早めに帰ろうと思っていたのに、最後までいた。
最初は面倒だと思っていたが、やっぱりたまには放流でいろんな人たちと会うのもいいもんだ。

少し冷たい風が吹いた。前日のキノコでも思ったが、山はやっと秋の入り口に差し掛かったようだ。
前回ショウゲンジを採ってから二週間が経っていた。それくらいの期間は生え続けるキノコなんだ。しかも同じ場所。ここは来年も要チェックポイントだ。僕たちは次、4ヶ所目の山へ向かった。今回はアクティブに良く動くな。
そこは去年ハタケシメジを採った場所だった。そして今年もある! しかし労菌だ。遅かったか。でもそのあとチャナメムツタケとクリタケがあり、徐々に収穫量が増加してきた。
そして最後の5カ所目でダメ押しのクリタケを収穫し、この日は終わった。ようやく秋のキノコが出始めた。

翌日、僕は今度は釣具屋の放流イベントに出かけた。放流はここ2年行っていなかったが、今年は参加者不足でぜひにと頼まれた。しかし、キノコ(釣り)仲間は全員都合が悪く不参加で、そうなると知った人がいないかも知れず、でも断るのもなんだしと、決めきれないまま前日になったので、行くしかなかった。
魚を放す時には笑顔で見送る、ですな、mG( ̄▽ ̄)
まだ紅葉が本格化していない。相当季節の進行は遅れている。
グッと冷え込んだ朝。ようやくこういう季節になってきた。週の中頃が立冬だった。
Tさんと僕は少し着込んで山に入った。斜面を登り始めたら体が暖まって、着込んでいたら暑くなるのはわかっているのに。
最初の山では去年豊作だったコウタケの姿を求めて、時期的には終わっていそうだが行ってみた。
やはりコウタケの姿はなく、そして僕たちはすぐに暑くなって一枚脱ぎ始めた。
冷えたのは朝のうちで、日が高くなったらまだ秋らしさはない。
派手に傘を広げたショウゲンジ。もう一週間早ければ。
ほかの人から放流参加者がだいぶ減ったと聞いた。そうだろうなとは思っていた.。
僕も足が遠のいたひとりだし。

集合場所に着いた。だいぶ車が停まっている。ふとその中の1台の軽トラに目が向いた。mGではないか。おお、久しぶり。
mGの車に乗り合いさせてもらう事にして、放流場所に移動。車内では久々に顔を合わせたからあれやこれやと話が尽きない。
放流場所に着き、各自バケツに稚魚を移して河原へ降りていく。
今回の収穫のクリタケとショウゲンジ。
一年振りのクリタケ。晩秋のキノコが出始めた。
 放流ランチ、ヒラマサの焼きとフライ。圧巻です(^o^;) 
今回はTSさんが所用で来れず、Tさんと二人でのキノコ採りになった。少し前にTSさんがバイクで山に行き、結構冷えたと言っていたが、季節はまだ行ったり来たりしている。
次の山はムラサキシメジ系のキノコがかなり出ていた。これは前にも採ったし、今回のは傘が開き切ったものだったので、採らずにおいた。
そしてその次の山。ここは前回ショウゲンジを採った場所で、もうショウゲンジの時期は過ぎただろうと思っていた。
ショウゲンジポイントに着くと、伸びて傘が開いた大型ショウゲンジがあちこちにあった。
僕たちが前回採ってから後に、さらにこれだけ生えていたのは驚きだった。
ほとんど手遅れ個体ばかりだったが、良く見るとまだイケそうなやつがいくつかある。僕は鼻息荒く食べられそうなショウゲンジを収穫した。
Tさんはさらに奥でチャナメムツタケを見つけていた。
最初二箇所でヤバい感じがしていたが、二種のキノコで救われた。
放流開始。それぞれがタンクからバケツに取って。