F.F.雑感
其ノ六百九十九  にぎやかな初フラット
干潮になり上流側を見るとフライマンが川から上がって行くところだった。満ち上がりはやらないようだ。下流のルアーマンは変わらず同じ場所に立ち込んでいる。二人とも途中で一度岸に上がって何かしていたから、狙いの魚が釣れたようだった。
下げで二匹釣った同じやり方でと狙うが、ビルの映り込みポイントに魚影は見えない。そろそろ満ち上がりの潮が来る頃だ。
観察団体の上流側、下流側を行ったり来たりしていると、上流側で魚影が見えた。キャストすると散らない。しかし通過。スルーされた。良く見るとまだ魚影が見える。下流へ移動しながらの満ち上がりでの釣り方はできなかったが、思わぬ場所でサイトが成立している。日の光も丁度順光で水中が見える方向だ。
過去にこの市内河川でサイトフィッシングを狙ってやったことがあったが、サイトはできてもキャストするとチヌは散ってしまうばかりで、全く相手にされなかった。
見えるチヌに対してキャスト。リトリーブすると興味を示してついてくる奴がいる。しかし食わない。またキャスト、すると今度は逃げてしまった。
干潮前後を狙うので、まず下げで釣っておきたいのはいつものこと。魚影は見当たらず下流に投げてスィングしても突っついてくる様子はない。干潮からの満ち上げに期待するのが無難か。そう思いながら下流側を見るといつの間にか釣り人がいた。
ルアーマンだが、割と僕から近いところに立ち込んだ。微妙な距離感だ。僕としては投げながら徐々に下流に移動して釣りたかったが、ルアーマンは杭のように動かず僕の下流側のポイントへの移動は完全に止められた。

話し声が聞こえてきたと思ったら、何やら子供連れの団体さんが潮が引いて砂地が出てきたところを歩いてきている。僕が立っている辺りはややハマるがその手前なら普通に歩ける。引率の大人より
子供の人数の方が多い。保育園の干潟生き物観察イベントのようだ。この場所でこういうのは初めて遭遇した。
石が並んでいる辺りを重点的に捜索するようだ。探し始めてすぐに子供達の声が上がる。カニ、貝、etc...。僕は団体ご一行とルアーマンに挟まれた形になった。団体からは少し離れた方がいいと思い、団体の水際側を通って上流側に移動した。まだ干潮までは間があり、下げの流れは強い。子供達の声を聞きながら流れを見るが、水面の反射で魚影は見つけにくい。
今年の初チヌ。まだ最盛期ではないようで(^^;)
干潟の生き物観察会、盛り上がってました(^^;)
かなりの数が見え始めているがなかなか食ってこない。
そうこうしていると、チヌが落ちたフライに食いついた。やったとフッキングするとすっぽ抜け。ああ、ダメか、ともう一度投げるとまた食った!
ロッドをあおると今度は掛かった。ラインが引き出されそれを巻き取る。力が強い。
背後で子供達の声がした。僕が釣ったのに気付いて騒いでいるのかと思ったら、僕のことには興味を示さず、やっぱり貝を見つけて喜んだ声だった。
バタバタっと数回続けてタナゴ釣りに行った。予想通りやっぱりハマったな。
例年だとフラットのチヌに何回か行っている頃だが、今年はまだ行っていない。潮を見ると週末が良く、そろそろかな? とあの引きを想像してムズムズしてきた。
釣友のKK君も行くと行っていたし、行ってみようかという気概がアガってきた。
大体その年の初は市内河川。去年はイエローグラスでキビレを釣るというテーマでだった。
今年もそれで行ってみよう。
キビレではなかったけれど、いいサイズのチヌでした。
向こう岸のビルが水面に写り、水中が見えやすくなっているところで、魚影が通過するのが見えた。
さらに見ているとまた魚影。それを目掛けてキャストした。流し込んで魚影のあたりを通過した・・とラインが張った。
合わすと重い、そして動く。掛かった。市内河川では珍しくサイトでヒット。そのあと同じビル映り込みポイントでもう一匹釣った。

干潮になり満ち上がりの時合に備え、ルアーマンの方へ移動した。生き物観察団体はまだ活動中だ。
砂紋が美しいフラット。
今年もカニさんフライチェック(^^;)。 
タナゴに慣れたからチヌやキビレが掛かったらどれほどのものなのか、ギャップが楽しみでもあったが、#6のロッドを持った時その釣りの感覚にスイッチが切り替わった。まあそりゃそうだわな。
土手で準備をしていると、フライマンが歩いてやってきた。離れたところで準備を始めたので、同じ釣法なのだしと話しかけたが、受け入れられなかった。まあそういう人もいるか。
その人は僕より先に降りていったが、僕のやろうとした場所と逆の上流側に向かった。
二番目のチヌ。小さくても元気。