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其ノ四百五十一 島から山へ メバルとTATARA鍋 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
話しかける気満々でカメラを持ってこちらに近づくおっさん。いやいや、僕を撮る気?勘弁してください。 やんわり断ろうか、それとも一枚だけ撮らしてやるか? と、おっさん、橋を撮り出した。「橋を?」 テレビでたまごサンドの番組を見て触発され、たまごサンド朝ごはんを島内で、というテーマで、前回の厳しさの余韻の残る七つの橋の島へやってきた。 |
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初の島内朝ごはん。名付けてモニモニタイム(^^;) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
満潮は11時、地合いの上げ七分には十分間に合う計算で四番目の島の中央港へ向かった。 釣り人は多かったが僕のやりたい場所は空いていた。海面を見ると何とも言えない生気が漂っている。これはイケるか? 一投目、きたっ! ズンっと重い引き。なかなか水面まで上げられず、ようやく魚影が見えた時、プッと外れた。 僕は体中の力が抜けていくのを感じた。 |
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ブリッジカメラマンにしてやられた。ま、いいんだけど。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
もぐもぐタイムは麺職人水炊きふう鶏だしそば、全粒粉入り。 | 麺はいいが、スープおとなしすぎ | |||||||||||||||||||||||||||||||
その二投後、また強烈な引き。今度はバラす訳にはいかない。 と、強烈な引きの主はまるでどうやったら振り切れるかをわかっているかのように、防波堤のえぐれ内部へ潜り込んだ。 全くびくともしなくなり、強く引っ張ったらフライが外れてしまった。 その後、ほうほうの体で一匹を釣り上げ、僕はなんだかやたら疲れて、昼ご飯にする事にした。 |
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良いサイズなんだけど、バラした二匹がすごすぎた(>▽<) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
思えば橋の写真のおっさんの時からリズムが変わってきていた。それかモニモニタイムが原因か? すやすやタイムを取る間もなく、僕は最初の港に取って返した。しかし夕暮れの時間帯は干潮で、それでもと思ったが反応無し。 僕は三番目の島へ移動し、最後のチャンスに掛けた。 辺りが暗くなった頃、ロッドがぐいっと曲がった。暗くてなんだかわからない。慌ててたらまたバレてしまった。 |
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夕暮れ間近、このまま帰れないのが釣り人の性(^^;) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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良い香りが辺りに漂い始めた。以前にもご馳走になった野菜の無水料理。 前の時はクレージーソルトを使っていたが、今回は普通の塩コショウのみだそうだ。 馴染みの風炎窯さんのところで、TATARA鍋まつりと称するイベントがあると知り、島釣行の翌日に出掛けてみた。 数年前から取り組んでおられるTATARA鍋とそのレシピはかなり進化していた。 |
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新米をTATARA鍋で。生産者をも唸らすその味とは? | ||||||||||||||||||||||||||||||||
TATARA鍋で作られたアップルケーキ(*^^*) | ぴかぴかに炊き上がった新米。良い香り! | |||||||||||||||||||||||||||||||
無水料理のほかにケーキ、パン、そして新米を炊く。試食させていただいたが、これもうお昼ご飯だな。 米の生産者の方も太鼓判を押すうまさだそう。粘りと甘味のあるすばらしい炊き上がりだった。 確か去年も釣りで打ちひしがれた翌日にここに来ていた。 また救われました。ありがとうございます(^^;) |
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蓋をあける瞬間の甘美(^^) | ||||||||||||||||||||||||||||||||