其ノ四百五十二  KOTATARA鍋と次なる海
先週の風炎窯さんTATARA鍋まつりで、実は小型バージョンのKOTATARA鍋を買って帰っていた。

TATARA鍋自体は一年以上前の企画段階の頃から知っていて、それを使った低温無水料理も過去にも試食させて頂いた事があった。
いつか欲しいと思っていたがどのタイミングで入手するかをずっと決められないでいた。
一年越しでわが家にやってきたKOTATARA鍋(^^;)
風炎窯さんのところでこの鍋を使った料理の試食やらいろんな話しを聞いているうちに、買って帰ろうと気持ちが固まったのは無理からぬ話しだが、実は少し経緯がある。

この鍋の最大の特徴の低温料理は、ガスコンロなら最小の火力にすることで鍋の性能が発揮される。
うちはIHなので陶器が使えない。ラジエントヒーターはあるがその最小火力でもまだ強いくらいだ。
ベーコンの下にはじゃがいも、タマネギ、トマト、アスパラが。
風炎窯さんでは昨今の住宅事情を考慮し、ラジエントヒーター対応のTATARA鍋を試作中だった。鍋の底に「足」を付けてヒーターから浮かせて火力を弱めようと言うものだ。
しかしまだ試作段階で、僕はこの時にぜひとも鍋を連れて帰りたかったので、ラジエントヒーター対応版を待てなかった。欲しい時に買って帰る事には風炎窯さんも居合わせたTATARA鍋のヘビーユーサーの方も理解してくれた。
家に帰りその日のうちに米を炊いてみたが、これは試食で頂いた米と比べるとかなり残念な出来だった。米の質も違おうけど、やっぱり米は大きい鍋で炊く方がうまいに決まっている。炊飯は小型のKOTATARA鍋では諦める事にした。
この鍋の王道レシピの無水料理、野菜の蒸し焼き。やっぱりこれしかない。
ラジエントヒーターの最小でも強いので、網を使って鍋を浮かせてみた。
どれくらい浮かせるといいかがわからないので、百均で網を二枚買ってきて、四隅を折って足を作る。折る長さを変えて浮かすクリアランスを二種類。15mmと7〜8mm。
結果は7〜8mmでやった場合がいい感じにできた。
日本酒のアテに無水蒸し焼きの野菜たち。健康的だ(^^;)
このことを早速メッセージで送り、SNSにも投稿すると、風炎窯さんもすぐにそれをSNSでシェアしてラジエントヒーター版の作製データとして活用するとのメッセージの返事も来た。
実際にはヒーターの最小の温度も機種で違ったりするかも知れないし、乗せる鍋のサイズや具材で重量が変わるから、網のたわみ代とかを考えると、買った人が個別に調整をする必要がある。
秋の日に何を思うのか、週末のワンコ先生アルバ氏。
それにしても単にお気に入りの陶芸家の作品を手に入れて使う、というだけでない、自分が使いこなしたり新たな作品への情報提供をしたりと、裾野の広い繋がりができた気がする。面白くなってきた。

さ、釣り釣り。週末釣り具屋で消耗品を少し買いたした。
前回釣行は一投目で良型をバラし散々な釣りで、翌日に風炎窯で救われたんだった。
でも次の釣りはそうはいかないから。なんだか今から緊張してきたぞ。
次の週末までにやることはたくさんあるな(^^;)