其ノ四百五十七  忙中閑あり
釣りキチ三平の第十七章で、忙中閑あり という章がある。雪国に住む三平は冬の間は雪に閉ざされて釣りもままならない。
僕の場合ここ数年のオフシーズンはソルトフライで「忙」はあっても「閑」はない。
しかし、ここ二週間ほどは「閑」ができた。
先週の週末は土曜日が忘年会だったからで、日曜日に釣りに行けなくもなかったが、雨もぱらついたりで、ゆっくり家で過ごす事にした。
第一巻から読み直している名作もあと少し。
この週末は僕の家に友人を招いて忘年会をすることになり、土曜日の昼間はもっぱら掃除をしていた。どのみち年末には大掃除をするのだから、一部を前倒ししてやるのだと考えれば苦にならない。
忘年会は僕も一品作り、わいわいと時間があっという間に過ぎた。翌朝は割と早く目が覚め、大潮だったし釣りに行こうと思えば行けたが、結局のんびりした。
釣りの本も読みたいし、年末釣り納めに向けてぼちぼちタイイングもしよう。
豚肩ブロックを昆布だしで煮てます。 煮豚完成! 激ウマっ!
週末に釣りの部屋に篭ることが多くなってきた。僕自身がこの部屋の居心地がいいと感じているのが理由としては大きいが、ここでゆっくり過ごすためにわざわざ「閑」を作っているフシもある。
それならそれでいいけれど、ずっとゆっくりしているだけでは勿体ない気もする。なにか生み出す、あるいはそれに繋がることをやっていけたらこの部屋ももっと活かせるに違いない。
でも今さらだが、以前に住んでいた賃貸の部屋でよくもまあ過ごしてこれたなあと思う。今の部屋は贅沢すぎる環境だが、以前は決していい環境と言えるものではなかった。
かくして僕はゆっくりと休日を過ごす環境を手に入れたのだが、それが続くとこれまたダレて飽きるのは明白だ。
やっぱりメリハリがあることが大事だろう。

二週続いた釣りのお休みも(忘年会自体は結構ハードだが)一旦終わり、これから年末に向けてのもうひと仕事と、そのあとの今年の釣り納めが待っている。
また忙しくなりそうだ。
タイイングは次の釣行前夜にまとめ巻きします(^^;)