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其ノ四百五十九 初釣り 朝から夜の劣勢 | ||||||||||||||||||||||||
まだ薄暗い。我ながらこんな早朝によく来れたものだ。 目を凝らすと、僕のやりたい場所には誰かが立っているのがわかった。 仕方ない、ちょっと離れた場所から始めようと車で準備をしていると、バッと軽バンがやってきて二人の釣り人が降り、すぐに防波堤へ向かった。途中誰かとすれ違った。最初にいた人? 二人は僕のやりたい場所に陣取った。どういうこと? |
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氷点下の朝も、日中はぽかぽかの十度に。 | ||||||||||||||||||||||||
二人の陣取った場所にはすでに荷物が置いてあった。 僕が見た最初に居た先行者がまだ釣りをしているうちにこの二人は場所取りに一度来ていたということか? いずれにせよ、僕のやりたい場所は間髪入れず二組の釣り人が続けざまに竿を出しているということだ。 そんなにあそこに釣り人が居た事は過去にはなかったが、たまたまか。 結局僕はこの二人の釣りを横目に釣る事になった。 |
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2019年初もぐもぐタイムはやっぱりダブルカップ(^^;) | ||||||||||||||||||||||||
満潮が10時、その前に釣り始めるにはかなりの早起きが要されるが、珍しくスッと目が覚めた。気温はー1度だったが車に乗ってしまえばなんとかなる。七つの橋の四番目の島には1時間ちょっとで到着。時間的には地合いに余裕で間に合っていたのだが。 最初に見た一人はどうだったかわからないが、続いて始めた二人はかなり小さいメバルばかりを釣っていた。僕も人の事は言えないが、彼らのやっている場所でもう少しは良いサイズを釣る自信はある。二人が釣る度に(そういうのじゃないんだよなあ。どいてくれないかなあ)と心で呟いた。 彼らから幾分離れた場所でもいくらかは釣れるのでは、と思っていたが全くウンともスンともいわなかった。 |
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数匹、チビメバルを釣ったところで僕はいったんここを離れることにした。 潮がだいぶ下がって干潮が近い。今のうちに初詣でと昼飯を済ましておこうと思った。 毎年恒例の神社に参り、今年初の釣行もぐもぐタイムでひと心地ついた。 こうなったら上げ潮の夕まづめを狙うしかない。それまでにはまだ間があった。 |
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初詣でも行きました。みかんで有名な地区へ。 | ||||||||||||||||||||||||
カモメが飛び交う。鳥山・・・ではない? | 夕まづめが始まります。 | |||||||||||||||||||||||
最初の四番目の島の港に戻ってみた。まだ潮は上がり始めの頃だ。例の二人連れはさすがに居なかった。 潮位の低い時にやってみても徒労に終わりそうだ。僕は車中で少し眠った。 ところが思いのほか、ぐっすりと眠ったしまった。目が覚め窓から防波堤を見ると、僕のやりたい場所には別の新たな釣り人が。この日、三組目だ。 どうやら今回はとことんあの場所に縁がないな。 |
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三番目の島へ。やっぱりここに来たか〜。 | ||||||||||||||||||||||||
夕まづめは三番目の島でやることにした。二年前の初釣りによく似たパターン。 しかし、常夜灯が点き辺りがすっかり暗くなってもコツリともしなかった。 いったいいつまでやるのか? 僕は焦りを通り越し諦めの気分になってきた。 ブルブルブルッ! ああ、きた。やっときた。 僕は暗い海に絞り込まれるロッドティップをずっと見ていた。 |
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今年初のまずまずメバル様。暗い中、スミマセン(^^;) | ||||||||||||||||||||||||