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2018 釣乃記
第四話 遠のく春のひとひら
春の嵐、雨風ともにけっこう荒れた土曜日、そして天気が回復する予報のはずの日曜日だったのだが。
レーダーには映らない雨雲はある。高速を降りると小さな雨が降っていた。 気温は低く風もある。なんだ、また季節が逆戻りか? 僕は大いに期待していたライズの釣りが早くも崩れてきたと感じた。例によって忘備録の本HPを見返しても、だいたいこの時期は季節が行ったり来たりだ。
そのすぐ上流、フライを落とすとスッと消えた。
なんとなく合わすとグンっと重い! (ん? 釣れた?) それから僕は大いに慌て出した。ラインを手繰る手がもたつく。バレるバレる。 また目の前を何かが横切った。今度はカゲロウではなく八重桜の花びらだった。 僕は遠のきそうな春をなんとか引き寄せる事ができたようだ。
今年も見れた八重桜。春はまだ見え隠れしている。
まるで解禁当初のような寒々とした風景。
二週間前にライズしていたポイント、今回はヤマメのサイズもアップしているはずだ。
そのポイント、明らかにチビヤマメとわかるライズがあった。 一投で釣れた。思ったほど小さくないが、大きくもない。 去年まで良型保証ポイントだと思ったほどの場所なのに、そんな気配はなかった。釣られてしまったのだろうか? ザッと雨が降り、すぐに止んだかと思うと強風、そして晴れ間がやってくる。
ホソバマダラカゲロウのダン。もう大きいフライを使ってもいいのかも。
待ちに待ったライズの主は・・・。
期待のポイントのライズは微妙なサイズのヤマメだった。去年の今ごろはまずまずサイズが釣れていたのに。
今年はヤマメの成長が遅いのか? それはエサが遅れているからか? 不意に目の前を黄色が横切った。桜の花びらかと思ったが色が違う。カゲロウだった。けっこう大型だ。これで遅れが取り戻せるか? このお決まりのコースに四時間もかけてしまった。ハッチとライズを待ちすぎた。お昼にしよう。
ハッチは散発的。大型のカゲロウが飛ぶとよく目に付く。
一番期待していたポイントも見るからに小さなヤマメが飛んでいる。と、ちょっと違う感じのライズがあった。これはチビではないな。 四月も半ば、渓流は一番良い時期に入ってきたのに、この日は釣り人を見ない。 おおかたの人はこんな逆戻りの不利な状況を予想するのだろうか。でもこればっかりは来てみないとわからないものだ。
青いパーマークのぽっこりお腹のヤマメさま(^^;)
もぐもぐタイムの途中、かなりの強風が吹き荒れた。これはちょっと釣りにならんな。更に上流の区間にでも入るしかなさそうだ。
上流区間に降りると、ウソのように風が止んだ。薄く陽も射してきた。この日は最後までなんとも目まぐるしい天気だった。 平たい小プールでまた微妙サイズのヤマメを釣った。思えば全部同じサイズだな。ひょっとしたらこのサイズが最近放流されたのかもしれない。
今季初お目見え、人懐っこいストーンフライ。
フライのロストが多い。新たに巻いて残ったのはこれだけ。
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4釣行連続もぐもぐタイムを実施。今回は味濃いのばっか(^^;)
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