其ノ四百三十五  春を見送る週末
海、川、海、川と、交互に行っていた三月。
結果はどうも芳しくなく、僕はこの週末は諸事情でどちらにも行かなかった。
時間はあったのでゆっくり本を読んだり、リールのラインを巻き変えたりができた。

桜の開花も報じられて、一気に春めいてきた感じではある。それでもまだ少し風が冷たい。そんな週末。
海の本も届いたし、やりたいことばかりだけど。
春の訪れは去年よりはわずかに遅い気がしている。おそらく来週がいいのではないか?なんて自分の都合の良い方に合わせて思い込んでいる。
がんばって高速で川まで行って、まだその気のないヤマメを無理やり引きずり出して、というよりも、気温水温がぬるんできて、ハッチもライズも自然にある時の方が、きっとヤマメも気持ちよく釣られてくれる。
と、また自分の都合で想像したりする。
今ごろライン新調。久々の新品DTライン。
地元の釣り仲間はまだ活発に動き出している人は少数のようだ。僕も例によって忘備録の本HPを見てみると、やはりまずまずの型を釣り出すのは、例年三月末から四月にかけてからだった。
とは言えうかうかしていたらすぐに良い時期は過ぎて初夏の厳しい季節になってしまう。良い時期はあっという間だ。極端に言えば、寒さがゆるんで暑くなるまでの数週間がピーク、ということになるかも知れない。温暖化のせいでそのピークが年々短くなっていくとしたら、将来ピークの時期はなくなっちゃうんじゃないのか?
僕が生きている間はそうならなくても、もっと先に危ぶまれる未来があるならその時に釣りをする人は気の毒だ。
町よりは多少春が遅い川。町の春の陽気には騙されず、短いピークを狙って出掛ける準備をしよう。
とは言え、一週とばしたらその間の変化をうまく読まないと、見当外れの釣りをしかねない。
しっかり状況把握も必要なら運やツキにも左右される。そこは覚悟しておかないといかんだろうな。
次の週末がどんなになるか、わからないけど期待しちゃうよな、やっぱり。
買ってしまったプレミアムなニードル。一生懸命巻きます(^^;)