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2018 釣乃記
第九話 夏を迎える前の釣り
見慣れた車はやはりW氏のだった。ICコンビニ前で急きょ釣行前ミーティング。
「どこへ行けばいいかわかんなくなりました」 「ほんまよ。行くところがない」 今年の釣りの様子をあれこれ話し、僕がこれからある川へ行ってみようと思うと言うと、W氏がその川の上流部はどうか?と言った。 ううむ、考えない訳ではないが、あの辺りは熊が怖いからな〜。 W氏と別れ、僕は初志貫徹で、予定の川へと向かった。
CoCo壱 監修 カレー焼きそば。水加減がイマイチ。次はうまくできる?
岩にも芽吹く。たくましい生命力。
もはや夏の渓と化した流れ。
結局川を上がるまでにチビヤマメ一匹。上がる寸前は昼ご飯を食べる事ばかり考えていた。
昼を食べたが、釣行もぐもぐタイム用ローチェアを持ってこなかったので、昼寝ができない。涼やかな風の吹く木陰。極上の昼寝は約束されていたのに。 午後は何年もやっていない最上流部へ向かった。最上流部と言っても緩い山なので、山岳渓流のような険しさはない。 何年ぶりかの流れは様子が変わっているのは致し方ない。
ローチェアがあれば、極上のすやすやタイムが実現したのに。
いつの間に風力発電の風車がっ!?
入ってすぐ、水中に沈んだ枝を左足で踏み、その枝に右足を引っ掛け、前のめりにこけて手を着いた。一瞬でウェーダーに水が入り、僕はびしょ濡れになった。足首くらいまでの浅い流れなのに、なんなんだ?
週の半ばに真夏日を記録していたが、それでも濡れると冷たい。ロッドも無事だし怪我もないし、よしとせねばなるまい。 そのすぐ先でフライに出たが空振り、そしてまた出たが空振り。居るには居るな。しかしよく見ると釣り人が入った形跡もかなりある。簡単に取れる仕掛けが枝からぶら下がっていた。回収しろよ、これくらい。
あっと思った。目当ての場所に車が停まっている。
釣り人が準備をしていた。フライだ。僕はあいさつをして、ここから入るのかと聞いてみた。ま、ここから入るに決まっている。僕はずっと上流をやりますと言って、その場を離れた。 期せずしてW氏の言った上流部へ行く事になったが、W氏の言う支流は川沿いの道が荒れていて、僕の車では入れない。 一応せまいなりに舗装路が横にある本線の川の上流部をやってみる事にした。
深いポイントはほとんど埋まっていた。体高のあるヤマメや太いゴギが釣れていたのはもう10年も前の事だろうか?
埋まったポイントをやり過ごして更に上流へ歩いた。もうすっかり気温が上がり、昼飯の時の快適な風も止んでいる。 ふと彼方の山の上い異物があるのに気付いた。風力発電の風車だ。いつの間にできたんだ? そんなにこの川に来ていなかったのかと改めて気付いた。 そして、埋まった代わりと思える、良い感じのポイントが目の前に現れた。
一発で出た。なんと合わせ切れ、またやった。なんでこうなるかな? そのあとまたいいポイント、流しきる直前に出たが合わしても合わしきれず。
うむむ〜、暑さもあって頭が煮える。流れの横のたまりにフライを落とし、小休止。 そしてフライをピックアップしようとしたら、なんと掛かっている。そうか、ゴギポイント。釣れてくれたゴギに感謝。 濡れたシャツもすっかり乾き、もう夏がすぐそこまで来ているようだ。
ゴギの王道ポイントで釣ったゴギ。よそ見してて(^^;)
CX-3くん、きびしいシーズンになってきましたよ。
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