F.F.雑感
其ノ六百八十  冬が来る前のナメコ
先週に引き続き、フルメンバーでのキノコ採り。先週豆菌で見置きしておいたナメコの回収が目的だ。
ナメコの山に着き外に出るとかなり寒いが日中は暖かくなるはず。それに風が全く吹いておらず、これなら大丈夫そうだ。
去年の今頃は雪が積もっていて、雪中キノコ採りだった。ホンシメジがたくさん採れたがどれも労菌、ということもあった。
今年はそのポイントにも何度か行っているが、ホンシメジは採れていない。
前回が久々のキノコ採りだったが、もうシーズンも終盤で採れるキノコの種類も減っている。季節が進みすぐに年末だの正月だのと移りゆく。そうしたらもう解禁がどうのこうのという声が聞こえてくる。全く時が経つのが早い。早過ぎる。
キノコ採りを始める前までは渓流の禁漁後に夏からのチヌを九月いっぱい続け、十月からメバルというパターンだった。去年まではキノコの合間にメバルに行くこともあったが、今年はチヌが終わった後は釣りに行っていない。
こういう年もあるかなと思うが、海のフライを始めてからはあまり長期間釣りから離れたことはなかった。だんだん行動パターンにも変化が現れてきている。十二月からはメバルを釣りに行こうと思うが、果たして久々に行って釣れるのだろうか?

前回見置きしていた豆菌ポイント、ナメコが良い感じに成長していた。とりあえず良さそうなやつを回収。去年の雪中キノコ採りでは雪をかき分けてナメコを採ったから指先がかじかんでつらかったんだったと思い出した。
日中は快晴。木の葉がすっかり落ち、見通しがよくなった。
移動先の林道。こちらはキノコっ気がない(>_<;)
帰ってからキノコ達を下処理。
なんと言っても主役のナメコを去年一度やったおろし和えで頂く。うー、うまい。日本酒に合う。一緒に採ったムキタケでフカヒレスープも作った。これもうまい。
ほかのメンバーもSNSの投稿を見ると各々のやり方でナメコを楽しんでいるようだ。

次の週末の前に北部の予報で雪のマークがついた。あともう一回ナメコは出るかもしれない。雪に埋まったナメコを思い浮かべながら、僕はおろし和えを食べた。
車のウィンドウは凍っていた。気温5度。北部は−1度と出ている。先週より明らかに冷えているが、日中は良い天気になる予報だ。
途中の道中では先週よりも柿の実が減っているように見えた。熟して落ちたか家の人が採ったか。
気持ちクマ報道が減った気がするが、これはテレビ局のさじ加減次第だろう。
まだ先週は紅葉の残りが見られたが、それもだいぶ減った印象だ。今更だが猛暑の夏が呆気なく終わり、いつの間にか冬が目の前にきている。
ナメコのおろし和えとムキタケのフカヒレ風スープ(*^^*)
立ち枯れの木の幹のナメコ。これも前回の見置きだが、日当たりが良過ぎて滑りが消えかけていた。さらに進み、前回少し採れたシモフリシメジのポイント。その姿は今回は全くなかった。
KKくんが林道から外れて斜面を降りて行った。長々とゴソゴソしているようだったが戻ってきた。すると極上のナメコとクリタケをどっさりと採っていた。
KKくんはナメコが特に好きらしく、これはもう執念だな。最初に採ったのと合わせると結構な量になってきた。
立ち枯れの木の幹にもどどんっと。
霜の降りた山。去年は雪だった(^^;)
落ち葉を払いのけると出てきます。 
僕もなんだかんだ言ってナメコが一番好きかもしれない。ぬめり、食感、旨み、どれも明確だ。
ほかのキノコも旨みや食感は良いが、毒キノコではないという同定に慎重さがいるのと旨みがわかりにくい場合があるので、味わい楽しむのにやや障壁になっている。
その点ナメコはこれに似た毒キノコはないし、どの調理にも合うしシンプルにうまい。

さらに追加でTさんがナメコを見つけた。クリタケも合わせて十分満足の収穫だ。
ナメコ、過去最大の採れ高(^0^)