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6月下旬となれば梅雨の真っ只中。例年なら2,3週は釣りもお休みすることもある。
解禁からの連続ロードでちょっとひと休みしてもいいかなあと思う頃にちょうど梅雨になるので、別に嫌っていうようには感じていなかった。 ひと息入れて雨に川も洗われて、梅雨が明けたら後半戦スパートだっていうのがいつものパターンだった。 しかし今年は、なんだかんだで梅雨入り以降もけっこう釣りに行っている。
毎回汲む名水。僕の釣りはここから始まる。
平日はしっかり降って週末に止む。ある意味理想的な天気のパターンが繰り返されている。
今週末もウマイ具合に曇りの予報。狙いの川はまずまずの水位で、アマゴの活性も期待できそうだった。 しかし増水すればいいというものではないことは、先週体験済み。 この日も雨に洗われたはずの流れからは一向にアマゴは出てこなかった。 ゴギが四回続いていたので、この日はアマゴが釣りたかったが、この様子じゃ苦戦しそうだ。
むお〜、アシの圧力に押しつぶされそう(>_<)
次の谷に着いた。予想通りかなり薄暗い。ゆっくり昼食を食べても明るさは変わらない。
朝の川よりも水は幾分多いように見えた。ここもアマゴが出るはずだが。 暗いのでポストが目立つ色のパラシュートを結んだ。 おもだったポイントだけに落としながら歩く。しかしここでも反応なし。 白泡の立つ落ち込みでフライが見えなくなった。ピックアップすると引き込まれた。掛かっている。 寄せるとゴギだった。 そうか、ゴギか、水面下か。
実にシブイ。散々歩いてなんとか一匹。
ボディにヘアウィングと簡単なパターン。このシンプルさが効く。
産卵弁が水中に入っているということは、産卵中?
アシの茂みの際からススッと魚影が走った。うぬぬ、なんだか良いサイズだったゾ。
教科書通りのポイントからはまず出ない。アマゴのはずだがなんだか変なところにいやがる。 狙い通りのポイントから出たかと思うと超渋いライズ。水しぶきだけ上げて逃げていく。そしたらもう二度と出てこない。神経質にもほどがある。 入渓して一度道路から離れてまた道路が近づいた。上がるならここからが楽だ。 目の前には流れが岩盤にぶつかるポイント。セオリーなら魚がつく場所だ。 流れに対して真横に立つからドラグ回避がむつかしい。投げてすぐメンディング。フライは流れをうまいこといくが、ぶっつけの手前でブレーキ。 っと、止まったフライの直前で魚が出た。当然掛からない。もう一度。 今度はより長くドラグフリーで。岩盤のぶっつけまで流れた。出た! 車まで戻るとまだ十時過ぎ。さてどうするか。徐々に蒸し暑くなってきた。厚い雲におおわれて湿度が高い。 朝いちの好反応を期待したが、辛うじて渋いアマゴが一匹か。
雨はどうにかもちそうだ。このままこの川の更に上流をやっても状況に劇的な変化はあるまい。
とにかくこの川を離れる事にした。車を移動させながら、どこへ行こうかと考える。 考えながら、実はもう次どこにするか決めている。あそこなら・・という候補を。 しかしこの日の天気であの谷へ入るのはどうか? 薄暗い谷が厚い雲に覆われて更に暗くなっているはずだ。
なんとなく、ひっそりし過ぎの感じσ(^_^;)
木苺かと思ったら蛇苺。食べてませんよ。
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あし原に目立つヒメジョオン。
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パスタを茹でつつ、なんだか落ち着かない。
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更にパラシュートで釣り上がる。たまに出てくるが呆れるくらいに渋い。ゴギのくせに一回出たらもう出ない。
沈ませてみようかとも思うのだが、フライそのものが見えているダイレクト感は安心に繋がる。 フライが見えなくなった。ピックアップすると掛かっている。いつの間に食いついたのか? いや、沈んで見えなくなったから食いついた? 試しにまた白泡に向けてキャスト。フライは見えない。 勘で合わせてみた。ばっちり掛かっている。
もうこうなったら腹をくくるか。ティペットにマーカーをつけた。フライはヘアウィングだけの簡単なものにした。
キャストすると最初っからマーカーが見えない。もう食いついていた。早っ。 ひとつのポイントで何匹も釣れる。やはりそういうことか。 釣れだすと夢中になる。少々あてずっぽうに合わせても掛かる。 ふと気が付くと辺りが暗い。偏光を外してもなお暗い。 雨も落ち出した。きっと梅雨の本番はこれからだ。
暗くて困るのはなんとなく気味悪いだけでなく、イトが結べない事だ。
痩せたゴギ。水面まで出たらもっとエサがあるかもよσ(^_^;)
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