カテゴリー
・TOP ・釣乃記 ・F.F.雑感 ・キャンプの話 ・隣人の毛鉤机 ・このサイトについて リンク ・ささきつりぐ ・マエカワクラフト ・風炎窯 ・TET.K'S Anything and Everything ・一遊一釣 ・ホームページ五目釣り ・我が愛すべきお魚たち ・Evidenced Based Fishing ・フライの雑誌 最近の記事 ・2019年釣乃記 第二十四話 ・2019年釣乃記 第二十三話 ・2019年釣乃記 第二十二話 ・2019年釣乃記 第二十一話 ・2019年釣乃記 第二十話 ・2019年釣乃記 第十九話 ・2019年釣乃記 第十八話 ・2019年釣乃記 第十七話 ・2019年釣乃記 第十六話 ・2019年釣乃記 第十五話 ![]() ![]() |
2019 釣乃記
第弐拾四話 猛暑日を退けよ
細流なのに良く育ってくれました。
「夏はゲーター派ですか?」と釣具屋で店の人に聞かれた。
「ウェーダーです」と僕。 いやまあウェットウェーディングの気持ちもわかるけど。 話すうちにおそらく外は猛暑日に迫る気温になりつつあるはずだ。僕は前の日の釣りのことを思い出しながら、夏の釣りのスタイルを改めて考えたりした。 夏の釣りは感覚的には早朝有利だと思っている。何時に釣り始めるかで何時起きかが決まる。僕は頑張って五時に起きた。
流れが正面から当たるぶっつけの石の下、ここにゴギが隠れている? 上流側へキャスト、フライはスパイダーともアントともとれるパラシュート。石の手前まで流れた時、バッサッと水がかぶさった。
「よしきたっ!」イメージ通りにゴギがかかった。小気味よい引きがロッドをしならせる。キャッチしたゴギはかなり痩せていた。捕食できる餌の少なさはすぐに想像がついた。 その先の流れ、今度はアマゴが出た。ゴギとアマゴの混在の谷。なんでだかゴギの方が下流側に居るんだよな。 また一段階、暑くなった。風もないのでこうなると木陰でも暑い。湿度は低めなのだろう、汗はそんなにかかない。patagoniaのトップスの機能もかなり効いている。
スーパーケロロ先生! 町は猛暑日、避暑させてください(>▽<;)
CX-3くん、猛暑日の町へ帰ろうか。
少し痩せ気味のゴギ様。しっかり食べてくださいね。
UVカットは木々の枝葉にお任せします。
町はおそらく35度越えは必至で、だからと言って山だから涼しいという考えは通用しない。
川には7時到着。まだしのげる気温だったが、暑くなるまえに釣っておかないと。 この日はまたゴギ狙いで深い谷を選んだ。前々回がかなりの増水だったが、今回はすっかり減水していた。こうなるとこの谷も苦戦しそうだ。 今着用しているウェーダーは何年目だろうか。あちこち水漏れを修理しながら使っている。
魚の出がなくなった。朝の反応のある時間帯は終わったか。
少し早いが昼飯にした。木陰のスペース、すぐ横に滝が見える。滝の音を聞きながら食べるのも普段は味わえない。 食べたらやっぱり眠たくなった。うとうとしつつ目が覚めてまたうとうと。この時ばかりは暑さを感じない。 ようやく起きて片づけて別の区間へ。渓でも一番暑い時間帯になった。 静かな流れ。暑さだけが無音の圧力をかけてくるようだ。
ひと月くらい前から、股から水が入り始めた。かなり派手に濡れるのでさすがに修理することにした。
セメダインスーパーXをあてずっぽうで股の縫い目の広範囲に塗りまくったら、その成果があってか濡れない。ただし汗はしっかりかきそうだ。 逆にトップスはpatagoniaの薄手の長袖がいい感じだ。濡れてもすぐ乾くし、通気性もいい。 小さいゴギが釣れた。時間は刻々と過ぎていく。体感温度が上がっていくのがわかる。
スパイダーアントはかなりの好反応。
グリコの牛たま丼がウマイです。
マイナスイオンを浴びながら、極上のすやすやタイム。
![]() ![]() ![]() ![]() ![]()
帰り際、前々回インゲンとキュウリを買った高原の店にまた寄った。
「なかなか釣りは厳しかったです」と言うと、 「また通ってください」とお店の人。高原もまだまだ暑い。僕は今回はトマトを買った。 最後に入った流れ、いくつか水がたっぷりのポイントがある。そのひとつ、キャストするとゆっくりとフライをくわえた。 アマゴが水中でうねった。ここでも僕は暑さを忘れた。 ![]() ![]() ![]() ![]() |