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2022 釣乃記
第玖話 増水と新緑の休暇
(これはいい感じの増水具合だ)と僕はほくそ笑んだ。
増水したらよくなるポイントの候補はいくつかある。そのうちのひとつ、良くなっていそうに見えたのだが、いざフライを流してみると、ちょっと水が多すぎ、流れも激しすぎる。 全く出ない。週の半ばに二回降った雨の増水から一時避難したヤマメたちが、まだ戻って来ていないような、そんな印象だった。 増水狙いポイントはほかにもあるから、僕は最初の場所は見切りをつけて移動した。 二週間前の本流アマゴを釣った後、その写真をプリントして先週の渇水の釣りの翌日に釣具屋に持っていった。
フライの雑誌の表紙をやった後に顔を出して以来だった。雑誌フィーバー(?)はそろそろ沈静化したが、今度は本分の釣りの釣果での凱旋となった。店にいた常連の人たちはすでにほかの人から僕のこの釣果の話を聞いていて、写真を見せる前から盛り上がった。写真のプリントも発色がよくいい感じで、我ながら見ていてまた釣った時の臨場感が蘇ってくる。 釣具屋に行った数日前には会社の帰りにmaekawacraftにも立ち寄った。お祝いの言葉をもらい、さらに「まだおるで」とM川氏。きっとそうだとは思うのだが、数々の幸運に恵まれた今回の魚、そうそう幸運が巡ってきてくれるかどうかわからない。しかし、行かなければ釣れることはあり得ないのだから、本流が可能性のある残りの期間で次いつ行くかをイメージしている。 もっともこの週末は本流は増水で支流以上に釣りにならないのは明白。そんなこともあって支流の切り札ポイントに向かったのは必然だったというほかない。
のどか〜な山里。鳥のさえずりも癒されます(^_^)
新緑の渓。緑だけでなく空気も新しく瑞々しい。
昼が近くなっていたので朝からの間に誰かが入っているかもしれない。着いた時には釣り師らしき車は見当たらなかった。
ポイントに降りると、ほかが増水で釣りにならなくてもこの場所としては一番いい水位だった。ただ初めての四月での入渓、腰の上まで水に浸かると、水が冷たい。 上流に向かい右側に立つ僕は、対岸側ギリギリにキャストする。数投したが狙いの場所に落ちない。 やっと良さそうなところにフライが落ちた。すると実に控えめな水しぶきが上がった。 次の場所ははなから諦めた。見るからに釣り可能な水位を越えていた。
三番目の場所、なんとか釣りはできそうだった。目ぼしいポイントを流してみたが、ヤマメがお留守なのは一番目と同じようだ。 先週渇水でダメだった場所が、今回はことごとく増水で釣り不可能だった。 こうなったらあそこに行くしかないな、と僕は気持ちを固めた。 梅雨以降、増水したら良くなる最後の切り札的流れ。四月中に行くのは初めてのことだった。
もぐもぐタイム用に簡易テーブルを導入。設置の簡単さに感動(^o^;)
二ヶ月後の増水時にまた会いましょう(^^;
翅をバタつかせて僕のそばまで流れたオオマダラに、ヌッとアマゴがおおいかぶさった。間一髪オオマダラは逃げたが、僕がそばに立っているのにアマゴはお構いなしに出てきた。
捕食のスイッチが入っていると周りが目に入らなくなるようだ。 さらに数匹のアマゴをキャッチ。この場所だけでかなり居た。 またオオマダラが飛び、目で追うとその先に鮮やかな新緑の山があるのにようやく気づいた。 ウェーダー越しだがすっかり冷えた。腹が減ったし僕はひと息入れようと、冷たい川から上がった。 戻る 釣りTop 次へ
免許取ったからスクーターに乗るにゃ(=^^;=)。
やる気満々のヤマメさんでした。
道の駅ニャンコ先生! 四葉のクローバーありました?
小さいが増水の流れに入ると引きが増幅される。小気味よい引きであらがうアマゴ(ヤマメ域の)をキャッチ。
同じところにキャスト。また水しぶき。今度は少しサイズがいい。 ポイントを上流側に1mずらす。また出た。さらにサイズアップ。流れに入って下るので僕も一緒に下ってキャッチ。うん、これがこの場所の釣りだ。ただ、やっぱり時期が早いのか。盛期だったらサイズはもっといい。 気がつくと上流からオオマダラらしきダンが流れてきた。 |