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2023 釣乃記
第弍話 本流シーズンの始まり
週末が最高気温が20度と、四月下旬並みの予報になり、いきなり本流に気持ちが傾いてきた。
釣り仲間の情報でも先週ハッチやライズまでもがあったらしい。 前回なんとか一回目釣行でヤマメを釣ったが、三月前半は支流で様子見のつもりだった。 でも本流が気になり始めた僕は、20度になるのが金曜と土曜だということもあり、金曜日に有給休暇をとった。最高気温20度の二日間、両方行けばきっとライズに巡り合うだろうと、また僕の期待の先走りが始まった。 翌日の土曜日、僕は前日のライズポイントへ向かった。と、見覚えのある車が停まっている。釣り仲間のmGの車だった。
やつもここ何年か本流狙いでこの辺りをやっているのは知っていた。川の方を見ると河原で手を振るやつの姿が見えた。 僕は椅子を持ってmGのところへ行った。もうライズ待ちする気満々だ。とりあえず二人でライズ待ちする事にし、僕は前日のライズのことをmGに話した。前日は結局ライズを取ることは出来なかったが、単発で6,7回のライズがあった。時刻は14時前後だった。20度に達する二日目のこの日、前倒しでライズが起こるのではないかと僕は読んでいた。 mGとは釣具屋でたまに顔を合わせていたが、釣り場で会うのは何年ぶりだろう。ライズを待つ間はやることもないのであれこれ話をした。僕は食料に飲み物も持ってきたから、椅子に座って川を見ながらすっかりくつろいでしまった。 食べて気温が上がって暖かくもなり、しばらくすると当然のように睡魔が襲ってきた。川でライズを待ちながらウトウトするのもこれまた僕たちの特権であり、極上の時間の過ごし方のように思えた。 「あ」っとmGが声を上げて僕は目を覚ました。 見ているとすぐに目の前でライズした。つまり二回連続ということか。
ニンフのシャック、三種盛り(^^;)。
本流に立って、ようやく難しさを思い出した。
昼もまわり風も出てきて、僕たちはこのポイントをあきらめた。
また行こうとmGに言って別れた僕は先ほどSNSに投稿していた釣り仲間のKK君の入っている場所に行ってみた。すでに彼は一匹釣っている。 そこへ行くとKK君はまだいて、ここでも色々情報交換をした。今日は話をしてばっかりだな。 そして僕はこの日最後の流れをやってみたが、反応はなかった。 まだシーズンは始まったばかりだが、早々と釣れない悔しさは味わってしまった。 さすがに20度になる日のことはあって、朝の冷え込みも弱かった。それに加えて金曜日だからと余裕でゆっくり出発し、ポイントに着いたのは11時前だった。
ちらほら小さい虫が飛んでいたがライズはない。しばらく待ってみたりちょっとキャストしてみたりしたが、あまりにも気配がないので、僕は場所を移動することにした。 次の場所で着くなり小さなライズが見えた。着いたらライズする。釣りあるあるだ。ただ、対岸で届きそうになかった。
サウスポーmG。ライズを撃つっ!(*^^*)
やむを得ず渡れそうな所まで移動し対岸に渡ってからライズ場所に接近した。
キャストすると一発で出た。オイカワだ。小さいライズだったからなー。そういうことか。 元の岸に戻ってみると、なんと流心でライズした。これは間違いなくアマゴのライズだ。 僕は場所をよく確認しキャスト。流れにフライとラインを乗せ、メンディングを繰り返す。 ・・・出ない。また別の場所でライズ。そこへキャスト。良いところにフライが到達。出ない。
マエグロがハッチ。そろそろ準備は整ってるようだ。
梅の花ほころぶ頃。本流の釣りにはやや早いか?
本流オイカワ。なかなか引きました(^^;)
僕はmGを促しmGがライズを狙う。左利きのmGのキャスティングを見ているとなんだか腕がむず痒くなる。だがmGのフライにアマゴは反応してこなかった。
見るとだいぶ虫が飛び始めている。ナミヒラタらしきダンが流心を流れたが、それに出ることはなかった。水面下の何かへの捕食行動で、たまたま水面を割った時だけ水しぶきが上がっているのか。 その後単発のライズがあるたびに僕とmGで交互にキャストした。 結果は一度もフライに出ることはなかった。 |