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2023 釣乃記
第玖話 増水の期待と失速
車を停めライズ待ちをしているTSさんの所へ歩いて向かった。
「全くライズせん」とTSさん。増水はしているようだが、そんなに影響はなさそうに見える。 土手でTSさんと色々情報交換をした。そして僕は別の場所に行ってみることにし、お互いライズがあったら連絡し合うことにした。 予定の場所に向かう途中でTSさんが見えたから寄り道をしたのだが、この日はどうも期待していたライズはしそうにない気がしてきた。 今年は三月から四月上旬は雨が少なく、ひと雨欲しいと思っていた。そして待望の雨が降ると今度は増水と低温。寒の戻りでカゲロウや魚の活性が縮こまったように思う。
僕は瀬に入りフライをキャストした。増水だがポイントは潰れていない。平水だと出てこない魚も増水なら出ることがある。僕は期待に急く気持ちを抑えながら上流へ進んだ。 っと、スルッと軽く足が滑った。腰をかがめ尻もちを着く格好でしゃがむとそのまま体が沈んだ。(ふ、深いっ!) あっという間にウェーダーに水が入った。もがいて立ち上がったが、中がだいぶ濡れた。体はどこも打たずカメラも無事だったのでそれは良かったが、さすがに冷たい。これはもう上がったほうがいい。しかし、僕は釣りをやめなかった。 (せめてあそこまで)と決めたポイント。そこで出なかったら帰ろう。最後の最後に投げたらバシュッとしぶきが上がりロッドが曲がった。
威風堂々としたモンカゲロウの姿。カッコよろし〜(*^^*)
川に向かう道すがらの新緑真っ盛りの里。
一週間前の時も増水していたし、この日はそれに輪をかけて増えている。
僕は考えが甘かった。これだけ雨が降ると、よっぽどの上流でない限りたやすく釣りはできないと思い知らされた。 さらに別の支流へ行ってみたが、そこはまだ濁りが残っていた。 僕は手頃な場所でラーメンを作って食べ、ひと休みした。 川の増水の荒れ具合が嘘のように、空は穏やかに晴れ、新緑がまぶしく輝いていた。 戻る 釣りTop 次へ 僕の目的のポイントも沈黙していた。何よりもハッチがない。
単発のオオマダラのハッチは何度か見たが、爆発的な集中ハッチはないまま今年は終わるかもしれない。 河原に座って待っているとTさんがやってきた。瀬で良いアマゴを釣ったという。 Tさんと話をしながらライズを待ったが、動きはなかった。 Tさんが帰ったあと、僕も瀬をやってみる気になった。場所を有望な瀬に移動し、改めて川を見て(こりゃだいぶ増水しとるな)と思った。
いつもはチャラチャラの瀬が立派な川に(^^;)
増水の避難所のヤマメさんもたまらずフライに食いついて・・。
過去一番浸水(!?)した沈から一週間後。
GWが始まり僕も連休突入。その初日にまとまった雨が降った。
翌日、おそらく本流はかなりの増水で無理だが、支流なら大丈夫だろうとたかをくくって目当ての川に向かった。 その最初の場所、全く釣りができない増水だった。支流と言っても第一支流なので、割と大きな川だった。でも僕には当てがあった。次の場所は途中で取水され、少々の増水でも水位が変わらない。 しかし行ってみるとそこも白波が立つほどの増水だった。
もぐもぐタイムは安定のサッポロ一番塩らーめん。
この日の釣りはこのアマゴに救われた(^^;)。
集落のニャンコ先生! 草の中に隠れてもわかります(=^^=)
昼近くになり、曇っていた空も晴れ間が広がった。
僕は第一支流からそのさらに支流へと移動した。所々に県外No.(僕も県外からきている)の釣り師らしき車が停まっている。やはりGWだな。 かなり上流部まで来て、なんとか釣りができそうな水位になってきた。 それでもまだ激しく流れている。わずかなゆるい流れを見つけてキャスト。一発で出た。 ヤマメがかたまって避難しているようで、続けざまに釣れた。 |