其ノ三百三十三  スピニングアタッチメントの感触
レンゼッティ・ソルトウォータートラベラーカムバイス。
円安で値上げになる前に(-_^;)
そんな言い訳、いや大義名分、・・・なんと言おうとまあいいか。今使っていると同じレンゼッティのバイスの廉価版のトラベラーシリーズの中にソルトウォーター用のものがある。十数年ぶりにバイスを買おうと決心した。
メバルのパターンならフックサイズが小さいので今までのバイスでも十分巻けるのだが、今年は大型のミノーパターンやチューブフライを巻いたりしたので、大きなフックでのタイイングもバイスの制約なしでやってみたいと思い始めていた。
もう迷う事はあるまい。円安で値上げになる可能性も十分あるから今を逃す手はない。
僕が十数年使っているレンゼッティのプレゼンテーション3000バイスはジョーの対応フックが#2までとなっている。
しかし少し前、実際に#2のフックを挟んでみるとちょっと無理っぽかった。
繊細なドライフライのパターンと大型ソルトパターンを同じジョーでというのは、このメーカーのハイグレードのバイスはできるのだが、僕のバイスではやらない方がいいと思った。
だとすれば、ソルトのバイスを買わなきゃ・・・。
初巻きはエンリコミノーで。使い心地はなかなか良好。
ソルトウオータートラベラーカムバイスは#4〜#8/0に対応。
ま、僕はせいぜい#4か#2くらいまでかもしれないが、とにかくフック(#2)を固定した時の安定感はいい。
トラベラーシリーズはプレゼンテーションシリーズで素材がステンレスの所をアルミで作ってある。
その分軽いがバイス本体の質感も違う。
メインはやはりプレゼンテーション3000バイスで、渓流オフの時期のソルト専用としてこのバイスが活躍する、という役割分担になる。
ソルトのフライはバイスのロータリー機構をよく使う。レンゼッティのバイスはそこが使いやすく出来ている。
バイスのレバーでジョーを回転させるのだが、このソルトのバイスはこのメーカーの製品の中で唯一スピニングアタッチメントというのが標準でついているモデルだった。
バイス後端、ロータリーのレバーの後につけられたアルミの太軸のアタッチメント。これがあるとタイイングしながらジョーを回転させようとする時レバーを操作せずにこのアタッチメントだけで回転させられる。
左手の手のひらを常にこのアタッチメントにそえるように置いているから、レバーを操作するよりも早い。ちょっとの微調整回転などに向いている。レバーと組み合わせて使うとさらに心地よい。
これでますますフライは量産できる、はず。しかし未だに釣行の予定は立たず。今年は寒いからな〜(^_^;