其ノ四百七十五  ざわつき、深まる秋
天気の良さに誘われて、久しぶりに釣り具屋へ出掛けた。
台風や大雨で各地で被害が起きている。穏やかな天候で過ごせているのが申し訳ない気もする。でもまず自分が元気で居る事だ。

フラットの釣りはチヌは九月末に釣って以来、姿を見ていない。代わりに(と言ってはなんだが)十月初めにコチを釣って、でもそれ以後はなんの釣果もない。
今年初のサンマを頂きました。脂が上品でうまい〜(*^^*)
初めてフラットで魚、キビレを釣った時はようやくこの釣りも見えてきたという気になっていた。ところがあとが続かなかった。時期的に難しくなっているのもあろうけど、十一月になってからだって釣っている人はいる。十月に入ってからも何度か行ったし、チヌの姿も見ている。しかしそれらしいアタリがない。そろそろフラットも見切りをつけて、あとは来年の活性の高い暑い時期に期待しようか。
そんなふうに考え始めたある週末、フラットに降り立ち数投後になにかが掛かった。重く強い引きが伝わり、(これはでかい?)と僕は一気に心臓が高鳴るのをはっきり自覚した。
フライの雑誌、最新号が届いた。今回は写真で参加させていただいた。
マシュマロ特集の今号、マシュマロは結構使ってきているが、まだ使いこなせていない気がしている。
フライの雑誌社編集長とも話したが、ひょっとしてフラットで使うカニパターンの甲羅部をマシュマロのヒートシールでうまく表現できるのではないか?
これはこれから試してみなければならない。
フライの雑誌、今回は写真で参加(^o^;)
もうすぐ十月も終わる。以前は渓流禁漁後、ソルトを始めるのが年々早まってきていると実感していた。ソルトはメバルが対象魚であった。それが今年はまだメバルを釣りには一度しか行っていない。しかもその時はカマスとアジしか釣っていないから、メバルは五月以来見ていないことになる。
釣り場まで近いというのもあるが、今年の禁漁期間はフラットの釣りにすっかりハマってしまった。でも秋も徐々に深まり時期的には終盤に差し掛かっている。来年の夏はきっとかなり行くんだろうと、今から思っている。
釣り具屋へ行った日、実は注文していたソルト用のロッドを受け取りに行った。その足で河口へ向かい、あの重い引きの魚を掛けた。
(これはマゴチだ)前に釣った時の感触で僕はそう確信した。前回よりでかい。
逆転するリールを巻き取りつつ、そろそろかと思った時、プッとロッドが軽くなった。
なんと、バレた。僕はすぐに次の釣行をいつにするか考えていた。
ECHOのグラスロッド、#6、8フィート。次は釣ります!