F.F.雑感
其ノ五百二十二  解禁に向かう竹竿
ニューロッドを眺めて肴にしながら飲みますよ(*^^*)
5年前の春、解禁から二ヶ月くらいたった頃僕はmaekawacraftの7'6"#4 misagoを手に入れた。
今でも解禁当初の本流、もしくは第一支流の大場所で活躍しているロッドだ。
それから5年、そんなに経ったのか〜(^^;)。そして僕は一冊の本を読み、一本のロッドを手にすることになる。

MOSTLY BAMBOO を読み終え、すっかりバンブーロッドが欲しくなる病にかかってしまった。そこまでは予想通りだった。
節間が長く3ピース、すなわちノードレス。3ピースは前回のmisago もだったが、ノードレスは初めて手にした。そして素材の唐竹も初めて。
ラインを乗せたらどんな感じになるだろうと、今から楽しみだが、こうなるとラインのフィッティングがかなり重要だ。
今持っているバンブーロッドの中では7'3"#4というのを去年はかなり使った。これに使っているラインがロッドとのバランスがすごくいい。ロッドの良さはバランスの良いラインを合わせられて生きてくる。
MOSTLY BAMBOO を読んだ結果、なるべくしてなったのか?(^^;)。
ナチュラルもいいけど、濃い焼き色のブランクもいいな〜。
唐竹の竹林。確かに節間が長いわ。
見せてもらったロッドの中に、7'3" #3 継ぎは3ピース(もちろん唐竹)のロッドがあった。継いで振ってみるとミディアムのアクションが心地よく焼きの色やリールシートフィラーも好みのものだった。
僕はこのロッドを買うことに決めた。決め手になったのはアクション、長さ、#3、そして唐竹だということ。
#3のバンブーロッドは、同じmaekawacraft の Showki 以来となる。Showki は2011年に入手したから、10年ぶりだ。
僕の渓流のフライフィッシングは、ヤマメやゴギを釣るのと同じくらいに、バンブーロッドを使う事が目的になって久しい。
数本のバンブーロッドを所有しているが、結構どれもまんべんなく使えている。
流石に今年はこの唐竹のロッドの出番が増えそうだが、#3ということもあり、五月くらいからだろうか。
春までにまだ海に行く事もあると思うけど、それでも気分は一気に渓流モードになってしまった。
今年はなんだかいつになく解禁が待ち遠しい。



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やはり広島のmaekawacraftのパートが面白く書かれていて、数年前から日本の竹を使ったロッド製作をされていることはぼんやりとは知っていたが、今回本を読んでようやくその竹が唐竹と言う名の種類であることや節間の長さなどをはっきり知ることができた。
読んだ感想を伝えるという訳でもないが、読み終えてちょっとしてからmaekawacraftを訪ねた。M川氏に取材時のことや唐竹のことを更に聞き、工房にあるいくつかの唐竹のロッドを見せてもらった。長さ、アクション、番手、継数、表面の焼きなど、様々な仕様と組み合わせがあり、継いで振ってみるたびに渓の光景が目の前に広がる気がした。