F.F.雑感
其ノ五百十五  水面と水中、迷いの釣り
水面に水中にと、忙しいったらないですよ、メバルさん(^^;)



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愛読漫画のうちのまいこ先生の「スローループ」のアニメ化が決定というニュースが、年の瀬になって飛び込んできた。
何しろ、女子二人が防波堤でメバルをフライフィッシングで釣るという、驚愕的にニッチなシチュエーションで始まる物語なのだから、僕がハマるのも無理はない(^^;)。
「ゆるキャン」と同じ雑誌に連載中だが、どうやら女子+アウトドアというテーマが、現在のヒット作品のトレンドらしい。
久しぶりに風がない釣行。朝は冷え込んだが日射しがあるから気温は上がってきそうだ。水面にメバルが見えているからフローティングラインで狙ってみた。しばらくやってみたがライズはなく、フライに興味を示すメバルもいなかった。
徐々に海面が下がり、岸側の石積みが見えてきた。僕は先端方向へ荷物と一緒に移動してやってみたが、やはり反応がないのでシンキングラインに変えてみた。するとチビメバルが掛かった。良い型は変わらず興味を示してくれない。
少しするとピチャッとライズ。僕はすぐさまフローティングラインのロッドに持ち替えた。だが水面のフライには反応しない。またシンキングに戻すか? ラインを替える時はいったんラインを巻き取ってからロッドごと替えるので、結構煩わしい。
うちのまいこ先生、おめでとうございます!
沈ませるか(奥)、浮かせるか(手前) それが問題だ(^^;)
今回の港からは四国の手前の島々が見えています。
結局またシンキングに戻した。すると最初のチビよりちょっと良いサイズが続けて掛かった。
(これは時合がきたのか?)僕は、ここでこそフローティングなのではないかと思い、自分の直感を信じてまたまたフローティングラインにした。
しかし水面を引いても来ない。そうなるとまたしても沈めた方が良いという気持ちが強くなってくる。下手に両方を用意しているものだから、かえって迷いが出てしまう。
上 ロッド取っ替え引っ替え。 下 親子釣り師に迫るサギ(^0^)。
ソルトのもぐもぐとしては、過去最標高地点。
何度目の変更になるのか、またシンキング。先ほど時合だったかもしれないが、タイミングを逃した。今度は#20にフライをサイズダウンしてみた。
キャストして引いていると、少し離れた横の所でバシャっと派手にライズの水しぶきが上がった(よし! 水面だっ!)。
僕は急いでラインを手繰り寄せた。するとゴゴッッンっとロッドが引き込まれた。
また横で派手にライズした。だがそっちを釣るのはこの水中のやつを片付けてからだ。
もちろん僕も防波堤でメバルをフライフィッシングで釣る者として、スローループアニメ化の勢いに乗じて年末の快釣を期待しつつ、島へ渡ったのだった。
今回は県最南端の島の手前の島で、前回KSさん達が新たに開拓した場所だった。
ちょうど満潮くらいに到着。防波堤先端に親子連れがいるだけだった。海を覗くとメバルの姿が見える。海中に石積みがありその先は藻の生えていて、途切れた辺りから深くなっている。かなり良さそうなポイントだ。