F.F.雑感
其ノ五百六十八  そう言えば、もう九月
渓流の最後の釣りから三週間が過ぎていた。
なんだかあまり釣りの終わりの感慨がないのは、渓流の釣りをやっているうちから途切れずチヌ釣りにも行っているからだろう。
もたもたしてたらチヌも釣りづらくなるので、八月から九月にかけては間が開けられない。

それでもこの更新時の週末は、猛烈な勢力の台風14号の接近で、家にいる時間はできそうだ。そして、ああ渓流は終わったんだな、と遅まきながらそう思った。
GXRはレンズがマクロだから魚を撮る専用に、GRは広角なので風景専用と使い分けていた。GRが起動不能になったのはレンズが沈同式だから、砂を噛んだのかもしれない。渓流やフラットで使うんだからリスクは当然ある。本来なら防水防塵のカメラを使うべきだろうけど、使い勝手や譲れない画質の好みもある。
にしても、立て続けに2つの釣りでの常用カメラのトラブルはきつい。GRはRICOHに修理に出すしかない。たちまちはどうするかと考えたが、カメラはまだあるにはある。富士フィルムのX-T1 。レンズ交換式のミラーレス。ついにこれを釣りにおろすことになったか。過去のカメラがそうであったように、釣りにおろすとリスクが現実のものとなり徐々に調子は悪くなる。それは避けては通れないし、それを承知で防水防塵でないカメラを釣りに持ち込んでいる。

釣りに躍起になっていると、ほかに目を向ける余裕がなくなりがちだ。そんな時はちょっと買い物をしたりすると気分はリフレッシュされる。いくつか物色しているうちになんだか久しぶりに日本酒が飲みたくなったので買ってみた。この時期の限定のひやおろし。 今年の夏はここ数年では一番暑かったように思う。冷酒で飲むとしてもなかなか日本酒には手を出そうという気分にならなかった。久々の日本酒はうまい。刺身やそばと一緒に飲むとさらにうまさが引き立つ。
続く時には続くものだ。にしても、二週連続で二台がこうなるとは!?
実は時間の合間をみてフラットへ。たい焼きサイズが〜(^^;)
前々回のチヌ釣りで、全くの不注意というか気の緩みで、カメラを水に落としてしまった。
RICOHのGXRという古いカメラだが、条件がよければ画質は最新のカメラに引けを取らない。
起動しなくなったが、操作系ユニットが分離できるのでそこだけを中古で買えば大丈夫そうだ。一旦保留で前回はもう一つのRICOH GRを持って釣りに行った。
その時は大丈夫だったGRだが、数日後に起動して繰り出されたレンズが電源を切っても引っ込まなくなり、起動不能に。
口に運び飲み込む時間は、よりゆっくりなのが日本酒らしい。
カメラはデジタルになってからはざっと数えて7台の機種を使ってきている。歴史を感じるわ〜。

九月は渓流が終わりながらもチヌは続いていて、でも夏の暑さも徐々に薄れ、釣りも季節も移ろう端境期のような感じだ。
僕はその少しふわふわした居心地を楽しんでもいる。いずれチヌは終わり秋が深まりメバルが始まり冬が来る。
まだ残暑が厳しいうちから気が早いな、と思いながら僕はエアコンの温度を一度上げた。
チヌ用のネットを購入。最後のキメはやっぱりすくって。
ついに、富士フィルムのカメラを釣りフィールドへ・・・(^◇^;)。
セールで買ったバギーズ。心地よい部屋着です。 
渓流では釣り以外に昼飯に凝ったりするので、禁漁以後はその楽しみの機会は減る。
日本酒は美味しく飲むために肴も考えるので、釣りの昼飯に共通するものがある。
久々の日本酒で九月になってから釣り一辺倒だったところに、良いクッションが挟まった。

例によって忘備録にもなっている本HPを見返すと、このF.F.雑感というやつの最初は釣りにおける写真の役割というテーマだった。当時から釣りで写真を撮ることをあれこれ考えていたようだ。