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F.F.雑感
其ノ五百七十五 Welcome to Mushroom World (^^;)
歩き始めてすぐにTさんがクリタケを見つけた。僕はすぐに見えなかったが、ようやく見えて採らせてもらった。
初めてきのこを採る感触は、案外しっかりしている、だった。しかし傘の部分はもろい。気をつけてザックに入れた。 全く採れないことも想定していたから、まずはひと安心。ああ、これは着いてすぐに一匹釣れた時と同じ感覚だ。 次は自分で見つけて収穫したい。それできのこ汁や炊き込みご飯を作って食べるのが目下の目標だ。 このHPを始めて二十年が過ぎ(よくやってる!)、その間は初期はキャンプもあったり、途中から海のフライが加わったりした。そして現在はほぼ釣りがメインの内容で、ここまで通してきた。
釣り以外では以前は写真を撮るためによく出かけていたが、コロナ以降は中断していて、現在は写真を撮るのでさえほぼ釣りだけになっている。 それがついに新しいジャンルに参入することになった。釣り仲間のTさんやTSさんがやっているきのこ狩りだ。彼らの秋の活動は数年前からSNSで見て知ってはいたが、まだやろうという気にはなっていなかった。しかし、収穫の話やそれを食する投稿を見ているうちに、自分でも採って食べてみたいと強く思うようになった。そしてTさんの、楽しいですよ〜のひと言についに気持ちが固まった。
明治のきのこの山にソックリなクリタケ(←いやクリタケが先ですから(^^;))
収穫翌日のお昼は、満を持しての炊き込みご飯。最高〜。
11月の週末、現場集合で落ち合いポイントへ向かった。そして車を置いて歩き始めてすぐのクリタケゲット。
そのあともTさんとTSさんがクリタケを見つけ僕に採らせてくれる。 しばらく道を進むとTSさんが「ここは去年たくさん出てたのに、今年はないわー」と嘆いていた。そのセリフは釣りで「ここは良いヤマメの付き場だったのに、釣れんくなった〜」というのと同じだ。 やはりきのこ採りと釣りは共通する部分が多い。
収穫当日、まずはきのこ汁。うま〜(*^^*)
移動した先で昼飯にした。今度は一転して寒い。でもきっと歩き出したらちょうどよくなるはずだ。
食べているとこれから行こうとしている辺りに車が数台向かった。TさんもTSさんもそれを気にしている。これから入ろうとしている場所に行く人はみんなきのこ狩りに来た人に見えてしまうようだ。 それ、これから釣ろうとしている場所に人がいたら釣り人と思うのと一緒。ここでもか〜(^^;) その人たちは神楽の関係者で、そこに神楽団の建物があったからだった。 そして僕たちはまた山へ入った。
目的物がこれだけあるのは、釣りにはない状況。
斜面を見るTさんとTSさん。きのこを見つける特殊眼力が働く(*^^*)
シジミチョウの仲間。希少蝶だとテレビでやっていた。
また僕がクリタケを採らせてもらっていると、先に行っていたTさんたちがたくさんのクリタケが出ているのを見つけた。
「こんなにたくさんあるのは滅多にないで」とTSさん。しっかり採ってみんなで分け、僕のザックもすっかり重くなった。 朝集合した時は寒いくらいだったが、歩いているうちにすっかり体が暖まり、僕は一枚脱いだ。 「じゃあ次の場所へ行きますか」とTさん。この時点で僕はまだ自分できのこを見つけられていなかった。 しばらく熊笹の生える斜面を歩いていると、Tさんがチャナメムツタケというきのこを発見。僕も採らせてもらった。
この日はきのこの収穫はもちろんだが、山を歩くのも目的で、すっかり秋色に覆われた山を歩くだけで体が中から洗われるようだ。 熊笹エリアを抜け、開けた場所にある切り株をみるとはなしに見ると、たくさんのクリタケ。とうとう僕にも見つけることができた。 初めての僕にもたくさん採れて、これも釣りと同じビギナーズラックだな、と思いながら僕はクリタケを採った。
きのこも採れ、紅葉も見れて、一菌二鳥だ(^o^)。
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