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F.F.雑感
其ノ五百七十九 長潮と 忘れていた#22
久しぶりに maekawacraft に顔を出した。暖かな日が続いたあとの、一気に寒くなった日だった。
「急に寒くなったんか、これが普通で今までが暖かすぎたんか」とM川氏も寒さに困惑していた。 「海も今ひとつぱっとせん」とM川氏。「きっとこの寒さでようやく冬らしくなって、海もよくなりますよ」と僕。 本当にそうだろうか? 根拠もないのにこんなこと言って。次の日に釣りに行くとM川氏に言ったが翌日の朝は2度の予報。果たして僕は起きれるのだろうか? 7時過ぎに目が覚めた時は、予報通り2度だった。結局目覚ましはかけなかった。長潮だったしあまり潮は気にならず、朝は寒くて布団から出れそうになく、ひょっとしたら行かないかもしれないとさえ思っていた。
普通に朝食を食べてようやく準備を始めて、9時過ぎに出発した。なんともたるんだ出発だが、気温の急変に体がついていけないのだと、自分にはそう言い訳した。早朝ではないので島までの道路はそれなりに混んでいて、港に着いたのが11時前。それでも車から降りると結構寒い。気温は8度、かなり着込んで来ているからもう少し気温が上がればたぶん大丈夫だろう。 島の釣りは四週間ぶりだった。自分でも驚くくらいすっかりハマったきのこ採りだったが、TさんTSさんの今年のきのこ終了宣言に当然僕もならった。収穫して冷凍しているきのこも残りあと僅か。ひとつの料理にかなりの量を使ってしまうので、だいぶ採った気がしていたが呆気なく減ってきた。来年はそれも見越してもっとたくさん採りたい。 四週間空いたことも、出発がすっかりぐうたらになった理由だろう。でも、そもそも長潮で釣れるんだろうか? 島の港に着いたのが11時前。これが良かったのか悪かったのか。
小気味良い引きのアジさんでした(*^^*)。
着いた時が干潮手前で、長潮だからそんなに海面は落ちていないが、釣れそうな雰囲気もない。
シンキングラインで探ってみようたと思ったが、チュパチュパと海面でライズしている。明らかにスズメダイとわかったが、ひょっとしたらとフローティングラインでやってみた。案の定スズメダイが釣れてしまった。 そのあとは反応なし。すぐにシンキングに変えてキャスト。チビメバルが釣れたがそれも途絶えた。だがそれよりもキャスティングしているとすっかり体が暖まった。
日中もそれほど気温は上がらず。朝まずめなんて、きっと無理(>▽<;)
そうこうしてると海中でも魚影が見え始めた。またまたシンキングに変えてキャスト。しかし反応はない。
きのこにハマる前の最終釣行の時に、#18を#20に落としたら反応があったのを思い出した。 フライボックスを開けると、前回の#20がそのまま刺してある。そして錆びているではないか。海水で使ったまま四ヶ月ほっといたらそりゃ錆びるわ。 ほかに小さいフライはないかと探すと、もっと小さいのが目についた。確か何年も前に使っていた、おそらく#22だ。
やっぱり最初はスンズメダイ〜(^^;)。
ガッツっと良型メバルさん、きてくれました。
チビメバルさんも釣れちゃいまして〜。
防波堤には先客の年配男性二人組のみ。あとから来る釣り人もおらず、やっぱり期待できない潮だから釣りに来る人も少ないようだ。
潮が満ち上がり始めたはずの時間帯になった。あまり海面に変化は見られず今日は外したかな〜っと思っていたら、流れ藻の周りでライズ。しかもメバルっぽい。 またフローティングに変えてキャスト。フライの通過する横でライズしているのに、フライには出ない。フライを変えてみるがやはり出ない。 #22を使っていたのが、いつの間にか#18がメバル常用サイズになっていた。巻きにくいし扱いづらいしで、ちょっとずつ大きくしたのかもしれない。
#22を結んでの一投目、ゴッツっときた! いきなりかっ!? 良い型のメバルだった。 二投目では小さいアジ。急に連続でき出した。これはフライサイズを落としただけでなく、時合いになったのだ。長潮、結構いい。 三投目でまたアジ。今度はサイズもいい。帰ったら#22を巻きたそう。僕はそう思いながらアジの引きに耐えた。
右から2番目が#22。これでないと釣れない状況。
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