F.F.雑感
其ノ五百八十二  寒波と認めたくないこと
金曜日の朝、気温はー1度と、その週の月曜日よりマシだったが、数センチの積雪があった。ビビりながらノーマルタイヤで出社。ちょっと無茶だったかも。
雪は日中降り続き、その時点で週末の釣りは半ば諦めていた。しっかり寒い冬はそれが普通なのだけれど、やはり寒いと辛い。
土曜日、朝は外の雪はまだ残っていて、家にいても冷えるしエアコンの暖房をつけっぱなしとなる。
本や漫画を読みつつ、それでもひょっとしたらと、タイイングも一応やっておいた。
今回の寒波は日曜日で一旦は峠を越えると言っていた。それでも金曜日の出社、土曜日の自宅引き篭もり、日曜日の釣り出発の辛さ。歳をとるごとに寒さに対する耐性が弱くなってきている気がする。暑いのはまだ大丈夫だという自信はある。だが寒いのがこれほどキツくなっているとは。考えたくないが、歳なのかな〜。あ〜、やだやだ。
救いは寒い時期の釣りは市内から近めの島嶼部が最近よく行くポイントだということで、道路がすいていれば1時間ちょっとで着く港ばかりだ。行程の負担が少ないならがんばって寒い朝を乗り越えて行こうという気になる。

目的の港には釣り人が一人いた。途中の港にも数人いたが日曜日でしかもこの日が大潮であることを考えるとちょっと控えめな気がする。やはり金曜日からの寒波の余波で、この週末ははなっから釣りは行かないぞと、釣り人諸氏は思ったに違いない。
やりたい場所は先行の人がやっていたので、僕は少し離れたところで始めた。海面で捕食している様子はなく、まずは沈めてやってみる。
木曜日の夜の段階でこれ (>_<;)
タイイングしていた時点で、日曜日に釣りに行く気持ちと寒くて引き篭もりたい気持ちが、出たり引っ込んだりしていた。
土曜日の夜の予報で翌日は午前中はまあまあ穏やかな天気のようでそれなら行ってみようと、ここでようやく気持ちが固まった。
午後からは風が強まるので、午前中限定の短時間勝負になる。

それでも朝は冷え込んでー1度。布団で丸まりたい気持ちを抑え込んで自分に鞭を入れて起き出し、出発した。
結局、港ではずっと穏やかな天気でした(^^;)
しばらく沈めて引いてみるがアタリは一切なし。大潮の満ち上がりのはずなのに、あまりにも反応が薄かった。
気温は低いだろうが風はほぼ無風なおかげで寒さは感じなかった。

1時間ちょっと経った頃、先行者が帰ってやりたい場所が空いた。僕はすぐに移動し、その場所にあるテトラポットの切れ際の筋にフライを通した。
グンっとすぐにロッドに重さが乗った。中型の抱卵個体だった。やっぱりここか。
今回もロッド2本体制で臨んだのですが。
日曜日。昼が近くなると良い天気になりまして。
コッパはいるんだけどな〜。 
潮が良く動いているのになかなかアタリが続かない。こうなったらいつ起こるがわからない時合いを待つしかないのか。
さっきの抱卵のメバル。この港のメバルが一斉に抱卵・産卵したのなら、一時期離岸する時期に当たってしまった可能性もある。
もはや場所変えするには時間が経ちすぎた。そろそろ満潮、午後には風が強まる予報。
僕はそろそろ切り上げどきかと思い、その諦めも歳のせいかと思い、いやなんかそれやっぱり認めたくないので、さらにキャスティングを続けることにした。
抱卵メバルさん。だからお仲間は離岸しているのですか?(〜_〜;)