F.F.雑感
其ノ五百九十五  夏とフラットに備えて
今年の梅雨は梅雨っぽい。いや、梅雨だから当たり前なのだが、ここ何年かは梅雨らしくない梅雨だった。
今年は週間天気予報でもずらりと傘マークが並ぶ。この週末前の平日にもかなりの雨が降り、土曜日にも相当降った。
土曜日の川の状況をライブカメラで見ているとチヌを釣る川の河口は、大潮の干潮だと干潟が広がるはずなのに、満潮時からたいして水位が下がらなかった。
それだけ川の水が増水していたのだ。
チヌのフライは去年巻き始めたローウォータースタイルが手堅い。フックサイズに対して小さく巻く。過度にマテリアルを付けず、水流の抵抗で浮き上がるのを防ぐ。底を取るのはチヌ相手ではかなり重要だ。
去年のチヌの最後の釣りで川で会った釣り仲間のKさんに、チヌフライのフックの結び方を教わっていた。詳しく調べて練習しようと思いつつ先延ばしにしていた。せっかく時間ができたのだからと検索してそのノットの動画を見つけた。
タールノット。キールフライに良いとされている。今更だがそれを練習した。アイの首根っこを抱えるように結び、糸はゲイプ側に出てくる。確かにこれだとキールの体勢になりやすそうだ。結束強度も問題ない。

ローウォーターカニフライ。今年もお願いします。
日曜日は晴れの予報だったが、土曜日がそんな状況なら翌日曜日も状況はまだ変わらないと思えた。結局僕は土日ともに釣りには行かないことにした。

という訳で一気に時間ができた。二日間をコミックスとアニメで明け暮れる訳にはいかないが、中古のコミックスを買いに出掛けはした。そちらは目的を果たせたので、次に意を決してタイイングを始めた。
チヌ用フライは今年初めて巻くことになる。

鳥取は大栄のスイカ。あ〜、あま〜い(*^^*)
日曜日は午前中、新しいリール用のバッキングラインを買いに釣具屋へ。
そこで半年以上ぶりにHさんと会った。買い物したらすぐ帰るつもりが、そうなるとそうは行かない。半年の間の僕の釣りのことやら何やら話し出したら止まらなくなった。
土日釣りには行かなかったが、日曜は天気が良く、刺激のない週末だったかと思った。
でもこうやって釣具屋で話ができたら、ちゃんと釣りの気配を感じる時間を過ごせた。悪くない。
BOOK OFF でまた連れて帰ったコミックス(^^;)。
釣具屋からの帰り、外はすっかり暑い。夏だ。
予報では31度になるという。前日の土曜日は雨だったこともあり25度。6度も高い。
帰ってからライブカメラで河口の様子を見ると、前日よりは水位が落ちていて干潟が少し見える。
濁っているかどうかまではわからない。行ったらなんとかなってたかもと、また行かなかった後悔が頭をもたげたが、いやこの週末はこれでいい。

午後、ご近所さんから夏のお裾分けを頂いた。
タールノットで結ぶとキールの姿勢で糸が上に出てくる。